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流星学園  作者: 森宮寺ゆう
一学期『願いを叶えに』
1/11

プロローグ 地獄への入場券

 一人の少年が真っ暗な部屋でパソコンを操作していた。

『この度は流星学園に入学していただきありがとうございます』

 ネットで度々名前があがる流星学園。その学園を卒業できたらどんな願いも叶うといわれている。

『ただいまより最終確認を行います』

 真偽は分からないが実際、その学園の卒業生を名乗る者は皆、願いが叶ったと証言する。

『あなたは殺す覚悟と、殺される覚悟はありますか?』

 卒業生の選別方法はただ一つ。自分以外の人間を殺し、勝ち上がるだけ、という学園とは名ばかりのものである。

『あなたの持つ異能の詳細を記入してください』

 そして、この世界には「異能」と呼ばれる化学では証明しようのない超能力が存在する。異能は一人一つまでしかなく、唯一無二のものとされている。

『最後に、あなたは生きて帰れる保証はございません。それでも進みますか?』

 少年はなんの躊躇いも無くエンターキーを叩く。

『最終確認は終了です。9:00に指定の場所に向かってもらいます。それでは生きて帰れることをお祈りします』

 少年はパソコンをそっと閉じ、部屋を出る。

「…待ってろよ。陽平(ようへい)、絶対兄ちゃんが生き返れせてやるからな」

 少年は拳をギュッと握りしめ、そう宣言する。

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