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親も信用出来ない

作者: アオ

私は親を信用していない。

両親揃って子供の声に耳を傾ける人じゃなかったからだと思う。


1番古い記憶は保育園くらいの頃で父親が私の脇をこちょこちょし始めて「やめて」と言っても止めてくれなかった。

たぶん、父親も近くで見ていた母親も楽しんでると思ったんだろう。


次の記憶は小学3年頃。

学校でクラスの男子から階段をあと2〜3段で降りるという所で背中を押されたり、私が登校してきたのを確認すると教室のドアに鍵をかけたり開かないように抑えて教室に入らせないようにしてきた。女子からもからかいの言葉や悪口があった。

そういうこともあって仮病を使って学校を休もうとしたり、早退することもよくあって母親もそれに気付いてたんだろう。担任に「簡単に早退させないで」と言ったみたい。

ある日、どうしても学校に行きたくなくて「気分悪いから休む」と言ったら「駄目。学校行きなさい」の一点張りでそれでも「気分悪い」と何回も言って最終的に泣き叫んだ。

母親は不機嫌で怒った顔をしていたけど、学校に欠席の連絡をした。


たぶん、同じくらいの時期。

その頃はまだ親と一緒に寝てたんだと思う。父親と一緒に寝たくてしつこかったんだろう。急に不機嫌になった父親にビンタされてまた泣き叫んだ。


他にも色々あるけど、いつの間にか親の顔色を伺いながら生活してた。


高校1年の時、担任から人格否定のような言葉を浴びせられた。それで退学しようと思った。

でも最低でも高校は出とかなきゃと通信制の高校とか探してた。

ある高校の見学に行った時、母親が高校の教師に「この子は昔から我慢しちゃいがちな面があって親にも言わないんです」みたいなこと言ってたけど、親に話すだけ無駄だと思わせてるのはそっちなんだけど。


自分の気持ちを正確に言葉にして伝えられる子供なんていないのに。

大人が当たり前のようにやってることを子供も出来るとは限らないのに。

こんなのでも親だから感謝しないといけないって思ってたけど、いつからか無理して感謝しようとするのをやめたらちょっと気が楽になってた。


周りからどう思われてるかは分からないけど、周りに決められた生き方じゃなくて自分で選択した結果だから悔いはないよ。

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