1日目
彼の名前は屑山糟
この春大学生になったこの屑山という男は容姿、頭脳ともにまあまあな男である。
友人も平均的におり、何不自由のないせいかつを送っている
ただひとつ問題がある
それは彼が悪魔の生まれ変わりのような性格をしていることである
どのくらいやばかったのは今は割愛する
だがそんな自分を変えると彼は心に誓ったのである。
まずやることとしては彼女を作るという目的があるのでそれを達成するつもりである。
そんな彼は大学に通学していた。
『やっと俺も大学生か....あんまり初日からやばいことすると噂になるし気をつけないとな』
彼にしてはまとまな発想である。
ちょうど屑山が角を曲がった瞬間、同時に角を曲がってきた女子高生と衝突してしまった。
『おっと!』
恋でも始まりそうな展開である。
『すいません、急いでたもので...大丈夫ですか?』
この台詞からして
大半の読者が屑山が歩いて登校していると思ったであろう、だがしかし彼は車で登校していたのである。
女子高生はすさまじい音とともに派手に吹っ飛びとてもじゃないが描写できないようなグロテスクなことになっていた。
『う....あ.....』
死にかけの女子高生のうめき声である。
『これはさすがに死ぬかもしれないし警察と救急車に電話した方がいいな笑笑』
ここで笑顔になるメンタルを持っているのは
犯罪者を除けば地球上で彼だけだろう。
車の中で携帯を取り出し電話をかける
『あ、もしもし警察ですか?たった今女子高生を車がひき逃げしていきました。車のナンバーもみました。◯◯◯です』
ちなみにこの車のナンバーは彼の幼馴染の斎藤くんのものである。
警察に連絡を終えた時彼はあることに気づいた
『うわっ!!車が血まみれになってら!
最悪だけどこの車はもう捨てるしかないな..』
『斎藤くんに強引に今度売りつけるしかねえなこりゃ』
斎藤くんの人生は常に危ぶまれているのだ。
朝からアクシデントはあったが屑山は無事大学に到着することができた。
彼の大学生活がついに幕をあげる