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短編集  作者: 近藤匠
15/60

寝返りを打った時に壁に足をぶつけてしまった。

痛いなーと思っていると、ドンッ、と音が返ってきた。

なんだこれ、と思いながら、もう一度壁を蹴ってみた。

すると、やはり音は帰ってきた。

面白くなって何度も壁を蹴っていた。

蹴るたびに音は帰ってきた。

それを飽きるまで繰り返した。


後になって思い返してみたが、隣人がうるさいと蹴り返していたのかもしれないと思い、苦情とか来たら怒られるかなと不安だった。

しかし、特に問題はなかった。


ふと、外に出たときに自分の部屋を見上げてみた。

自分の部屋のある3階は隣の家とは繋がっていなかった。

あの音はなんだったのだろうか?と思いその日、帰ってから、もう一度壁を蹴ってみた。

音は帰ってこなかった。

ただの昔の体験談です。

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