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ネアレス


「何故、あなたがこんなところにいるの?」


 思ったことを素直に口にする美門。

 

「……それはこっちのセリフだ。 俺はここから家が近くで、たまたま散歩に来たんだ」


 美門は、人見啓人の家がここから近い場所にあると初めて知った。 まともに会話していないのだから、知らなくて当然だ。 

 

「わたしもただ、散歩していただけよ。 何か文句でもあるのかしら?」

「文句なんてないけど、その服装……。 昼間もそれ着て外出してるのか?」


 そういえば、今わたしはゴスロリ姿だったと気づく美門。 もしかして、この状況はとても恥ずかしい状況なのでは……。

 

「そんなことするわけないじゃない」


 嘘はついていない。 でも、これ以上服装についてツッコまないで欲しいと願う美門。

 

「前言撤回。 文句はあるぞ。 ……女子高生がこんな時間に一人で外出だなんて、危ないからやめたほうがいい」

「別に、それくらいわかっているわ。 でも、危ないのは、男子高校生だって同じでしょ?」

「……あのな、そりゃそうかもしれないけど……。 どっちが危ない目に遭いやすいかは、火を見るよりも明らかだろ?」

 

 同級生の癖にお説教だなんて、生意気だと美門は思う。

 

「大丈夫よ。 この辺りに人なんて来ないから」

「……俺が来てるんですけど」

「あなた、人だったかしら?」

 

 つい、意地悪な気持ちになって口走る。

 

「……お前には俺が何に見えるんだよ」

 

 美門が想像していた反応とは違い、やけに真面目な表情で言い返す人見啓人。

 

「冗談よ冗談。 それとも何? あなたはわたしを襲うつもりなのかしら? わたしが言いたいのは、襲うような人はこの辺りにいないってことよ」 

「何を根拠に……。 最近何かと物騒だろ? どんな目に遭っても知らんぞ」

「その時はその時よ。 どうだっていいわ」

 

 この時間帯に一人で外出している時点で、何かあった時に誰かのせいになんてしない。 自己責任だ。 だから、心配なんて余計なお世話だ。

 

「どうだっていいって……。 随分と刹那的な生き方をしているな。 お前はこの頃流行りの、将来に希望が持てないティーン・エイジャーか」  

「そんなの最近流行っているだなんて、初めて聞いたんだけど」

「……流行っている時期がいつかは、問題ではない」

「最初から言わなきゃいいのに……」

 

 いちいち面倒くさい会話をしてくる奴だ。 段々と美門は、苛ついてきた。

 

「そういえば、あなた……」

 

 今だけは特別だ。 学校で会話する気は微塵もないけれど、今だけは……。

 

「……今日の体育の時間、わたしの胸を見ていたでしょ?」

「えっ……」

 

 まさか、そんなことを聞かれるとは思っていなかったのだろう。 完全に不意打ちを食らった様子の人見啓人。


「気づかないとでも思った? 見られている方は、すぐにわかるのよ」

「……あ、あれは、別に下心からとかじゃなくてだな……。 つい、反射的に、視線が大きく揺れ動く物体の方を向いてしまって……。 ほら、肉食昆虫のカマキリなんかは、自分より小さくて動くものを餌と認識して反射的に狩りをするだろ? それと似たようなものだって」

「……それは、わたしの胸が大きく揺れ動いていたのを、舐めるように見続けていたってことじゃない! ……この、変態ッ!」

 

 つい、声を荒げてしまう美門。

  

「だいたい、恥ずかしくないのかしら? ただの脂肪の塊二つにハァハァ興奮しちゃって……!  男はみんなそうよ、イヤラシイ目でジロジロジロジロとわたしの体を見てくれちゃって……!」 

 

 今まで心の中に留めておいた鬱憤を晴らすように、言葉を吐き出していく。

 

「そんなに胸がいい!?」

 

 こんな、無駄に大きくなりすぎた胸なんて……。


「そんなにお尻はいいものかしらッ!?」

 

 こんな、無駄に大きくなりすぎたお尻なんて……。

 

「女体なんて、つまるところ肉と脂肪じゃない! そんなのに興奮しちゃうなんて、馬鹿みたい!」

 

 こんな体になったところで、わたしは……。

 

「……見てしまったことは謝るからさ、ちょっと落ち着こうか」

「落ち着けないわよ! 汚らわしい視線に晒されながら学園生活を送るわたしの気持ち、わからないくせに!」


 美門はそう簡単に落ち着けるわけがなかった。 どれだけ普段、溜め込んでいると思っているのか。

 美門に罵られてすっかり萎縮している人見啓人。 だけど、その表情にはどこか余裕というか、見下すような感じが隠れている。

 

(……もしかして、わたしの自意識過剰なの?)


 勘違い……とは思えない。 さっきも美門を見ていたことを認める趣旨の発言をしていた。

 けれど、ちょっとだけしか見ていなかったのだとしたら……?

 

 日々の学校生活において、わざわざをわたしを見ないように生活しろというのも変な話だ。

 わたしは、周りの目を気にしすぎているのだろうか。 もしかして、人見啓人はわたしのことを自意識過剰な女だなんて思っていないだろうか。

 

 一度疑惑を抱いてしまったら、それはどんどん膨れ上がる。

 この疑惑をこのままにはしておけない。 目の前の当人に、叩きつけてやらないと気が済まない美門であった。

 

「……今、自意識過剰って思ったでしょ? 思ったわよね!?」

「え……? 思ってないけど」

 

 そもそもこんな聞き方をして、自意識過剰だと思ったと答えるわけがないのだろうけれども。

 

「嘘よ! 絶対思ってる!」


 今、人見啓人が本当に思っているかどうかは関係ない。 一度、疑いを抱いたら、疑いが晴れるような納得のいく事実確認ができるまで、この疑いは美門にとっての真実となる。

 

「思ってることにしていいけど、もう家に帰ったほうがいいんじゃないか? 俺に送られるのなんて嫌だろうけど、家まで送っていくからさ。 このまま蟻塚が一人でいて、危ない目にでもあったら、一人にしてしまった俺が気分良くないだろ」


 思っていることにしていい……? そう言われると、どっちでも良くなってくる美門。

 

 それよりも……。 家まで、送っていく? 言いたいことはわかったけれど、そんなことしてもらわなくて結構だ。 

 何より、同じクラスで隣の席だというくらいで、そんな信頼のできる関係でもないのに、二人きりだなんて不安だ。

   

「……そうね。 ありがたい提案だけど、遠慮しとくわ」

「……話聞いてたか? 蟻塚がどう思おうが関係ないんだって。 ここで偶然出会ってしまった以上、この後蟻塚に何が起きようが無関係ですよと開き直るわけにもいかないだろ。 だから、家まで送っていくよ」

 

 ここまで家に送りたがるのも怪しいと美門は思う。 


……やっぱり、人見啓人はなんか怖い。 急に、二人きりでここにいるという現状が恐ろしくなってくる美門。

 

「しつこいわね。 そんなの、今日会わなかったことにしとけばいいじゃない。 何より、わたしはあなたと一緒にいる方がよっぽど怖いと思ってるんだから」

 

 つい、恐怖から本音を口走る。

 

「そこまで言われちゃ、もう知らないぞ。 お前に何があろうが、俺は無関係を貫くからな」

「それでいいのよ。 別に、今だって関わるつもりなんてなかったんだから」

 

 拒絶の言葉。 装ってるわけじゃない。 本心から零れ出た言葉だ。 美門は本当に人見啓人と関わりたくないと思っていた。

 

「……じゃあな。 学校サボりすぎるなよ」

 

 流石にここまで拒絶されたら、後はもうこの場から去るしかないのだろう。

 そんな彼に向かって「あなたに言われたくはないわ」と言葉を返し、美門もこの運動公園を去ることにする。

 

 邪魔が入ったことで、すっかり興が削がれてしまった。 言いたいことを言えてスッキリしたのも事実だが、どこか他の場所へ行って仕切り直しをしようと考える美門。

 

「それにしても……」

 

 やはり、空腹感は拭いきれていなかった。 朝は菓子パン一個、昼はカロリーモット一箱、夜はカップ麺一つ。 これだけでは美門の体は満足しないということなのだろう。

 家に帰れば食べ物くらいあるけれど、せっかく外にいるのだから、コンビニにでも行って何か買おうと美門は思い付く。

 今の美門は大胆だ。 この服装でコンビニくらい、造作もない。 むしろ、店員の反応が楽しみだとさえ考えていた。

 

 そんなわけで、美門は家から一番近い行きつけのコンビニへ向かう。



「……………………」

 

 何事もなくコンビニに辿り着いた美門だったが……。

 

「あいつ、この前マジで不機嫌でよー。 超面倒くさかったわ」

「どうせパチンコで負けたんだろ」

「あー、そういえば五万負けたとか言ってたわ」

「勝ったら勝ったで自慢がうざいけどな」


 コンビニ入り口付近に、チャラチャラとした外見の男たちがたむろして騒いでいる。 営業妨害もいいところだ。

 店内にいるアルバイトと思われし店員は、我関せずといった様子。 彼らのおかげで客が来なくてラッキーといったところだろうか。   

 

 ここまで来ておいて引き返すのも馬鹿らしい。 絡んできたら無視すればいいと美門は考え、入り口へ進むが、

 

「……おお、すげー格好」

「俺知ってるわ。 ゴシック・アンド・ロリータってやつだ」

「お前、物知りだな」

「君、女子大生? 今から俺らと遊ばない?」

「おいおい、お前何ナンパしてんだよ」

「こいつ、こういう変な女がタイプなんだよ」

「マジかよ……」

「………………」

 

 まさか、本当に絡まれるとは思っていなかった美門。 この服装がいけなかったのだろうか。

 とにかく無視して店内に入ろうとするが、

 

「おーい? ……無視されると傷つくわー。 コミュニケーションしようぜ~?」

「しょうがねーだろ。 いきなり遊ぼうだなんて言われたって」

「マジで絶対楽しませるからさー。 一緒に遊ぼうよ、花金だよ? フラワーフライデーだよ?」

「ははは、お前必死すぎだろ」

「マジ受けるわー」

「………………」


 美門は店内に入ろうとする足を止める。

 

(……絶対楽しませる? どうせ、嘘よ)

 

 ちょうどいい。 退屈で退屈で仕方がなかったところだ。 暇つぶしに遊んでやろうと美門は思い、

 

「……いいわ。 遊んであげる」

「マジで!?」

「そうね……。 まず、そこのゴミ箱に顔を突っ込んでくれるかしら?」

「……は?」

 

 男たちは、美門の発言に自分たちの耳を疑った。

 

「その後、『私はゴミです』と大声で叫ぶのよ。 ゴミ回収車が来るまでずっと。 ゴミであることをちゃんとアピールしないと、回収してくれないかもしれないでしょう?」

「……何言ってんだ?」

「ああ、ゴミ箱は別に燃えるゴミでも燃えないゴミでも何でもいいわよ。 それともゴミだからわたしの言っている意味が理解できなかったのかしら?」

「……おいおい、女だからってあんまり調子に乗ってると、酷い目に合わせんぞ?」


 男たちが美門を取り囲む。 店員はこちらに気づいていないどころか、レジからいなくなっていた。


「……絶対楽しませるって言ったのは嘘だったのかしら? 早くわたしを楽しませてよ」

「ああいいぜぇ? 楽しませてやるよ。 天国に昇るくらいにな」

 

 洋画の三流悪役みたいなセリフを吐く男に、後ろから腕を掴まれる美門。

 

「……汚い手で触らないでくれる? 早く離してくれないかしら?」

「その汚い手でこれからたっぷり可愛がってやるよ」

 

 男たちの眼つきが変わる。 まるで、怪我をして動けなくなった獲物を前にした捕食者の眼だ。


「この女、結構おっぱいあるじゃん」

「結構どころじゃねえよ。 すげえデカくね?」

「こうやって見ただけじゃよくわからねーな。 試し揉みでもするか」

 

 もう片方の美門の腕も、男に強く掴まれて動かせなくなる。


「痛っ……! 乱暴、しないでっ……! は、早く……、その手を離しなさい!」

「お前、散々俺らに舐めた態度取っておいて、まだ自分が痛い目に遭わないとでも思ってんのか?」

 

 わたしは何故、こんな状況に陥ってしまったのだろうかと美門は考える。

 

 答えは簡単。 こいつらを怒らせるような挑発をわざわざしたから。

 では、何故、そんなことをしてしまったのだろう。 こいつらなんて、黙って無視していれば、何事もなく済んだだろうに。

 

 ふと、「随分と刹那的な生き方をしているな」と、人見啓人に言われたのを思い出す美門。

 退屈から逃げようと、後先考えず行動した結果がこれだ。 今更後悔しても、もう遅い。


……こんな事態を招いて、ようやく美門は気づいた。 わたしは退屈すぎて、どこかおかしくなっているんだと。   

 

「じゃあさっそく……」

「あくまで試し揉みだからな。 あんまり楽しみすぎるなよ?」

「……っ……!?」

 

 男たちに腕を捕まれ、体が動かせない美門。 この場から逃げたいと思っても、逃げることは出来ない。 

 この状況を受け入れることも出来ない。 これからわたしはどうなってしまうのかを考えることもしたくない。

 

(嫌……)

 

 美門の頭の中を駆け巡る、恐怖。 今、美門が望むのは、自分を救ってくれる都合の良い何か。

 

(誰か……。 誰か、助けて――!)

 

 心の中で叫ぶ美門。 湧き上がる恐怖に、声がうまく出せなくなっていた。

 

「試し揉み、行きまーす!」


 そしてついに、男の手が美門の胸に辿り着こうとする、直前のことだった。

 

「随分と楽しそうだな」

 

 美門を取り囲む男たちではない、誰かの声。

 いつの間に、そこにいたのだろうか。 

 

「……あ?」

「おいおい、ちゃんと見張っておけよ。 誰かいるじゃねーか」

 

 声の主は美門の方へと近づいてくる。

 

(白髪……?)

 

 いや、これは銀髪といった方が良いだろう。

 年齢は美門とそこまで変わらないように見える。 それよりも……。

 

「こいつ、外国人か? それともビジュアル系バンドマン?」

「コスプレってやつじゃね?」

「これまたやっべー奴が来ちゃったよ。 ……ったく、邪魔すんなよ」

 

 声の主の瞳の色は、紫だった。 銀髪はともかく、紫色の眼だなんて見たことがない。 カラーコンタクト……にも見えない。 生まれつき、紫色の瞳を持っているということなのだろうか。

 

 そんな紫色の瞳に、美門は驚きよりも、ただ純粋に綺麗だなという印象を強く抱いた。

 美門は以前、アメジストの指輪を見たことがある。 この瞳は、まるでそのアメジストのようだなと感じた。

 

 しかし、この人物から感じるものは、決して宝石のような綺麗さだけではなかった。

 

(この感じ、知っているような……)

 

 どこか引っかかる部分を感じる美門。

 

「君、名前は?」

「わたし……?」


 そんな美門に銀髪紫眼の青年は近づき、話しかけてくる。

 

「おいコスプレ野郎。 今取り込み中だってわかんねーのか? コンビニに用があるならさっさと……」

「君に用はない」

「…………えっ?」


 信じられないことが、美門の目の前で起こった。

 美門を取り囲んでいた男の内の一人が、銀髪紫眼の青年に触れようと手を伸ばした瞬間。

 

「あっ――――があああああ!?」

 

 男の腕は、ありえない方向に捻じ曲げられた。

 

「……は? ……………………はぁ!?」

「おいおいおい、なんだよこれ……?」

「てめえ……! 何しやがったんだよ!?」

 

 混乱する男たち。 美門をどうこうする場合じゃなくなったのか、美門の腕は解放された。

 

「何をしたか? 邪魔だから追い払ったと答えれば、君たちは満足するのか?」

「……邪魔してるのはてめえだろうが!!」

 

 目を疑う出来事に困惑しながらも、怒りに衝き動かされて、銀髪紫眼の青年に向かって殴りかかろうとする男。

 

「学ばない連中だな……」

 

 銀髪紫眼の青年は、迫りくる拳をいとも簡単に掴んで受け止める。

 

「君たちは、苦痛や恐怖を与えないと学習してくれない類の人間か」 

 

 そう言って、銀髪紫眼の青年はそのまま掴んだ拳を握り潰した。

 

「うぐッ……!? い……、痛えええええええええええええ!!」

 

 苦痛に悶え、屈み込む男。 それを嘲笑い、見下ろす銀髪紫眼の青年。

 

「大げさに痛がるなよ。 まだだ……」

 

 屈み込んだ男に合わせてしゃがみ込み、男の腕を手に取り、それをあり得ない方向に折り曲げる銀髪紫眼の青年。

 

「あ゛あ゛あ゛あああああああああああああッ――!!」

 

 しばし絶叫。 その身に余る激痛を味わったのか、男は叫び終わると同時に気絶した。 

 当然、拳を握り潰された挙句に、関節が本来曲がる方向とは反対の方向に曲げられておいて、グロテスクな有様にならないわけがなく。


「ひ……、ヒイいいぃぃィィィ!!」

 

 残された男たちは、仲間の痛々しい姿に怯えていた。

 美門も、グロテスクな有様を見て全く平気というわけでもなかったが、わざわざ騒ぎ立てるほどのものでもないなと、どこか冷めた様子で男たちを見ていた。

 

「さて、これで散ってくれるかな。 それとも、こんな回りくどいことしなくても、最初から彼女に用があるからどこかへ行ってくれないかと頼めば、ここから去ってくれたのか?」

 

……そんなことはないだろうと美門は思う。 このチャラチャラした連中はそこまで素直じゃないだろう。

 とはいえ、ここまで痛めつける必要はなかったと思う……。 

 いや、そんなことは銀髪紫眼の青年もわかってるはず。 


……これは、わざとだ。

 

「邪魔者は消えたみたいだし、もう一度聞こう。 君の名前は?」

 

 この青年は……。 単に目の前の玩具で遊びたかっただけ。 必要以上に傷つけ、それを見た周囲の反応も含めて愉しんでいる。

 

「……先に名乗るのが、礼儀ではなくて?」

「これは失礼……。 俺の名前は――」

 

……美門は今、対面してはっきりと理解した。 


 この人物から感じていた、既知の感覚。 どこか、不気味というか、異質というか、嫌な気配。  

 

「――ネアレス」

 

 ネアレスと名乗った、この銀髪紫眼の青年から感じるものは……。

 

「わたしの名前は、蟻塚美門よ。 ……何の用かしら」

「蟻塚美門。 君には叶えたい望みはあるか?」

 

 人見啓人から感じるそれと、同じものだった。


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