そんなのありか20
アッと言う間に引越しが住んで自宅となった新居に収まる訳でぇ…
ってもよぉぅ、新居へ引っ越した際の荷物整理てぇのは時間が掛かる訳でな。
ほ~んとぉっ、1人だったら目も当てられんって感じだっただろーぜっ。
それが家政婦の日野さんが手伝って下さったお陰で短時間で解決ってよぉぅ。
いやぁ~元住居ん時にも感じたが…プロの手際って違うやねぇぃ。
っか…「日野さんが手伝って下さるのは分かるんだが…なんで今田さん達や蔵さんまで?」
そう、家政婦さんじゃねぇ彼女達も、何故か新居整理に参加って…訳が分からんっと、思って訊いたんだがよぉぅ。
「大林様からのご指示で御座います」って蔵さんが、なっ…い、いや…だから、何でさぁっ?
呆気に取られていた俺へ仁菜嬢が告げて来る。
「男性1人住まいでは手が足りないだろうから手伝ってあげて、って言われてましたでぇっすぅ」って、よぉぅい。
うんむぅ~ぅ…確かに助かってはいるんだがよぉぅい、良いんけぇい、これ?
公私混同じゃねっ?って悩んでっとよぉぅい、何故か現れた藤堂師匠が告げる。
「ユウ、事後承諾扱いとなって済まんのじゃがのぅ。
大林様から此処で引越し祝いとプロジェクトキックオフ祝い、それと親睦を深める為の宴をって、言われとるんじゃ。
儂ぁ、今からのぅ、そん宴の調理をするけぇのっ、台所借りるけぇなっ」
なんてことを…って、マジですかぁっ!
「いやっ、手伝いますよっ!」
慌てて告げると日野さんが困った子を見るように告げる訳でぇ…
「家主には引越し指示をして頂かないと困るのですが」ってさ。
いや、全く…仰る通りです、はい。
そんな感じで新居の居住空間は整えられ、瞬く間に暮らせるようになっ。
っか…以前の居住空間、何それ、美味しいの?レベルの劇的な暮らし易さがな。
そんな感じで整え終えた後…ダイニングにて宴、そう、宴が、始まる。
いやぁ~、マジでレパートリー、凄ぇっ!
和、中にイタリアン、フレンチっと…和ってもよぉぅい、和食、洋食ってなぁっ。
洋食ってヤツは海外料理じゃなく、あれも立派な日本食だかんよぉぅい。
日本独特ってぇ料理の1つだから、ある意味日本食って訳さね。
って、そんな能書きは良いんだが…握り鮨まで完璧にこなすって…ヤッパリこの人、スペック高ぇぜぇぃっ!
そんな藤堂師匠が用意した料理を摘みつつ宴は進む。
藤堂師匠の生い立ちは以前に告げた通りなんだがよぉぅぃ、蔵さんや今田嬢達、日野さんの話もそこそこな。
いや、深くは流石に…ねぇぃ。
「女性は秘密がある程、美しいものですわ」って、コロコロ笑われてはなぁ。
師匠も肩を竦めて苦笑ぇってな。
師匠は、勝手 知ったる他人の家っう感じでサイドボードよりウイスキーを取り出しロックグラスへと。
自分で遣ったのだろうか?丸く削り出した大振りの氷が1つ鎮座したそれへとウイスキーを注ぐ。
封を切ったばかりのそれは、トットトトトトトォッ、っと音を立てつつロックグラスへと。
琥珀色の液体が注ぎ込まれ…俺へと回される訳でぇ…って、え~っとぉ…俺のけぇ?
師匠は己のロックと蔵さんの水割りを作った訳だが…日野さんが佐里亜嬢にカクテルを仁菜嬢にはジュースを渡していた。
日野さん自身はブランデーをストレートって…いや、お強いことで。
藤堂師匠が用意していた摘みへと料理の主体は代わり、佐里亜嬢が操作したオーディオから優雅なバックミュージックが奏でられ始めた。
う~むぅ、贅沢な時間ですたい。
しかし…この宴にて色々と分かったのだが…当面は藤堂師匠を筆頭に蔵さん佐里亜嬢、仁菜嬢の4人で俺をサポート、日野さんは裏方にて俺を支える、この体制にて此処を廻すらしい。
そして、俺と日野さんを除く、それぞれの下にスタッフが配され業務が開始されるそうなのだが…先ずは来週の頭からカレーの準備に取り掛かるのだとか。
基本的に、俺の作り方を世襲してカレーを作る訳だが、トッピングなどはなしに1種類のカレーのみでの勝負だとか。
値段は千円からで、大盛りは千二百円、ミニサラダ二百円と各種飲み物をサイドオーダーにて。
セットが千二百円で、此方は大盛りのサービスなしなのだとか。
オーダーは券売機にて行い、その情報は電子データにて厨房モニターとホールスタッフ用モニターへと、なっ。
ほぉぅ、結構なハイテクじゃねぇけぇぃ。
厨房スタッフ、ホールスタッフは既に別の場所にて研修中とのとこ。
っても素人が配属される訳ではないらしいがな。
事務スタッフも来週から事務室へと出勤するそうだが…いや、既に本社にて此処の処置を色々と手配していた者達が来るってよっ。
っか…奢った人員配置だが…ペイすんのかねぇぃ。
思わず疑問が口から漏れたのだが…
「いや、ユウ…それは、大丈夫じゃろう。
大林様の先を見極める目てぇのは大したもんじゃ。
儂も色々と話を漏れ聞いちょるんじゃが…なんで、アレを、ってことがのぅ、後々で多大な利益を生んじょる…そがぁな話を色々とのぅ」
いや…マジですか?なんてぇ思ってっとぉ…
「ふぅ、そろそろお開きじゃのぅ…利須惠、けぇるぞぉ」って、な。
って、え、えええっ!
「ふぁっ!お2人さんはぁっ、付き合ってらっしゃるんでぇっすかぁっ?」って、目をキラキラさせて仁菜嬢がな。
蔵さんは顔を真っ赤にして…
「もぉうっ!会社では下の名で呼ばないでって言ったでしょっ!」ってな。
って…いやいや…会社では、って………それって、なぁ。
「あらぁっ、もしかして…お二人はご一緒に?」っと、佐里亜嬢。
うん、女性ってよぉぅい、こんな話、大好きだよねぇぃ…
ちと、カオスになりやした。
そん後は無事に解散ってなり…いや、日野さんが片付け始めたので手伝ってたらよぉうい、今田嬢達もねぇぃ。
んっ?師匠と蔵さん?真っ赤になった蔵さんと酔っ払いさんには退散願いやした。
自宅でお2人にて、ごゆっくりお休み下せいってなぁっ!




