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一文一答 あなたの悩みをバサッと解決大作戦

一文一答 あなたの悩みをバサッと解決大作戦<4>

作者: 愛松森

『一文一答 あなたの悩みをバサッと解決大作戦』第四弾です。

一話完結ですが、シリーズ化しているので気に入っていただいた方は他の作品も是非。

 今日は、1学期中間テスト、1週間前。

 私は、テスト勉強に明け暮れている。今日この頃である。

 質問投稿ボックスを設置して3週間が経過した。

 1年生の間では少し噂話のネタになっているらしい。

 私がこのボックスを設置したことは誰にも言っていない。言うつもりもない。

 不思議なボックスとしてこれからも、噂のネタになってほしいと思っている。


 今日も1通、1年生からの質問がきていた。

 『私にはどうしても気が合わないと思う人がいます。趣味も性格も正反対だからです。

 あなたは、私がこの人とうまく付き合っていけると思いますか?

 回答は1年2組12番の靴箱にお願いします』


 このような話題はよく耳にする。その大半は、ドロドロな関係になってしまっている。

 この1年2組出席番号12の人に高校生活をそんな関係で過ごしてもらいたくはない。


 さっそく回答といこう。

 『人間は十人十色であるから、好きな人、苦手な人がいても不思議ではないし、むしろ自然な状態といえるかもしれませんが、あなたがこうして質問してくれるほどその子のことを考えているのであれば、きっと嗜好や性格の違いなど超えて仲良くなれると、私は思う。世界中いろんな文化があるが、人はこうして分かり合えているのだから。一期一会、この縁を大切に。』

 

 一文一答の意義に反する三文での回答をしてしまった。私は自分の考えをまとめる能力のなさを痛感した。


翌日、靴箱にはいっていた手紙をみた少女は、その後高校生活で交友関係で悩むことはなかったそうです。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  こんにちは。タケノコです☆。  今作を拝読しました。うーん、凄い良いお話です。あわない人もいて普通……そうか、そうですね。人間も千差万別ですものね。良い勉強をさせていただきました。愛さ…
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