✡第五話
お久しぶりです。
「シヲンくんにあんな才能があるなんてびっくりだよ!」
ミューは、機嫌が良さそうに言った。
夕食を食べ終えもう帰るというのにも関わらずミューは、玄関でシヲンと喋っていた。
「普通じゃないのか?」
「普通は、男の子なんて料理作れてもあんなに美味しいの作れないよ!私も料理がんばるね!」
何を競ってるんだろうか…
「じゃあそろそろ帰るね。」
「またね。シヲンくん。」
ミューは、少し寂しそうな顔をしていた。
そう言いミューに手を振りミューの家から帰った。
夜この国は、とても明るい。
昔長時間の明かりと言うのは、ほんのわずかの貴族達しか使えなかった。
炎では、時速性が早く庶民には、使いずらかった。
しかも長時間の明かりと言うのは、貴重な鉱石の天然の光だけだった。
しかしある日テプロウメスと言う人物が人工的にその希少鉱石を人工的に生産し世界中にひろげた。
これは、テプロウメスの偉大な第一歩だった。
後にテプロウメスは、光だけでなく様々な物を作ったが突然彼は、表の世界から消えた。
しかし彼は、ある少年を拾い彼に自分の全てを託した。
「今頃何してるかなぁ…元気だといいんだけどなぁ…早く帰らないとな…」
ぽつんとした独り言だった。
シヲンの育ての親ことテプロウメス、
またの名を《先見の賢者》
シヲンがアーティファクトで戦うのは、テプロウメスへの恩を返す為である。
夜道を歩いているとどうしても空を見上げる。
空の星々は、とても美しく幻想的であり二つの月が丁度満月である。
「 」
なにを言っているのかこの世界では、わからない。
コメントくれるとモチベ上がります。