✡第四話
「シヲン君一緒に夕ご飯食べない?」
夕ご飯は、何時も自分でたべているのだが…
「じゃあお言葉に甘えて。」
「やったぁ。お母さん!お母さん!シヲン君が夕ご飯食べて行くってぇ!」
奥からお母さんが出てきて
「わかったわぁ。ミューも手伝って貰える?」
それにしても若い。ミューのお姉さんにしかみえないな。
「わかったぁ。」
「僕も手伝いますよ?」
「「え!?」」
驚いた表情の2人は、シンクロ率は、凄かった。
「シヲン君に手伝って貰えるの?」
「そうだけど?」
「うちの夫は、脳筋だから家庭的な事ができないのよねぇ。」
『ぶぁっくしゅん』
奥の扉からミューのお父さんのくしゃみが聞こえる。
くしゃみデカすぎだろ。
「シヲン君に甘えて手伝ってもらいましょうかね。」
そういい奥さんに連れられ台所に連れて行かれた。
扉に鍵をかけられミューは結局裏口から入っていきシヲンとお母さんが料理している間テーブルでミューはお父さんと話をしていた。
「お父さんは、どうしてシヲン君が嫌いなの?」
「そりゃ娘と知らない男が手を繋いで帰ってきたらそりゃ嫌うよ。」
「シヲン君いい人なのに?」
「それは、PAPAとミューでは、関わった時間が違うからだよ。」
「シヲン君と居ると何だか心が安らいで何だか気分がいいんだぁ。」
「ミュー!?それは、ダメだ!?」
急にテーブルのイスから立ち上がり大きな声で言ったが、
「うるさいわよ?」ゴゴゴゴゴゴ
「料理ができましたよ。」
テーブルに並べられた料理は、ミューやお父さんが知らない食べ物ばかりだった。
しかし食べた事のない料理は、大抵は、嫌悪感があるのだが、しかしこの料理からは、匂いだけで味わかるような美味しいと確信させるような匂いが漂っているのだった。
「どうぞ召し上がれ。」
次回でミューとの放課後編を終えてその次回からアーティファクト予選大会開始です。
更新遅れてすみません。
次回は明日22時更新予定です。
コメントくれるとモチベ上がります。