✡第三話
時代背景は、中世ヨーロッパくらいのテンプレですけど(´◉ ω ◉`)?
いいじゃん中世ヨーロッパ。
私あの時代すごい好きですよ?
シヲンは、考える。
何故自分は、この世界にいるのか…
何故自分なのか…
何故生きているのか…
考える…
…
「シヲン大丈夫?もう放課後だよ?」
「!?あぁ…ミューか…」
「またサボってぇシヲン何考えてたのぉ?」
学校の屋上で空を見つめる時は、何時も思い出す…
あの日を…
「どうして僕も教官におこられんのかなぁって…」
「シヲン絶対違う事考えてたでしょ?」
「うっ…」
なかなか鋭い。
「シヲンは、何時も考えすぎだよぉ。そうゆう時は、お出かけしよ♪」
「なんで考え事してると出掛けないといけないんだよ。」
「いいから♪いいから♪」
まぁミューが楽しそうだからいいか。
「ところで何処に行くんだ?」
「ヒミツ♪」
学校から出て大通りに行くと馬車や、人通りが激しい。
さっきからミューとはぐれそうになる。
「ミュー?手を繋がないか?人混みではぐれそうだ。」
「いいよぉ。」
ナチュラルに手を繋いだが、この光景を見たら他の奴らは、血の涙を流すな。
男子の中でミューは結構モテてるらしい。
「平気か?」
「何がぁ?」
「いやなんでもないよ。」
「えー。教えてよー。」
「そろそろつかないのか?」
目を輝かせてミューは言った。
「あそこあそこ♪」
あの看板の文字からして…
「なんでお前は、武器屋でそんなにワクワクしてんだよ。」
「違う。違う。私の家だよ?」
「えっとどゆこと?」
「つまりあそこに住んでんの!さぁさぁ上がって上がってぇ。」
そう言いお店に入って行った。
「いらっしゃ…ミューちゃん!?
その男は!?なんで手をつないでるんだ!?娘は、やらんぞ!?貰うならPaPaを倒してから言え!!」
「ただいまぁ。お父さん落ち着いて。彼がシヲン君。最近作ったアレのテスターに呼んだの。」
この人がミューのお父さん!?デカイ。ゴツい。イカつい。の三拍子が揃ってんじゃないか!?
それにアレのテスターって何!?
そこでミューが、
「シヲン君用のグローブっていらない?
シヲン君戦う時必ずラシンショウ?って格闘技つかうでしょ?
最近お父さんがグローブを作るのにハマっててさぁ。テスターにならない?」
「いいのか?僕なんかで?」
「いいよ。いいよ。」
「このガキに私の自信作のテスターをして貰うのは、ごめんだね。」
「お父さん?」
奥の扉からミューに似た声のお姉さん?が出てきた。
しかも教官の般若どころか般若が軍団を作ってるレベル。
「お母さん…!?買い物に行ったんじゃ!?まって!?俺が悪かった!?だから平和的にいこうぜ!?な!?」
「ごゆっくりー。」
「てことでさっそく試して貰えるかな?」
取り出されたのは、甲が着いたグローブ。
グローブを取り付けながら。
「ミュー?さっきのに疑問は、ないのか?」
「何がぁ?」
「触れぬなんちゃらに祟りなしだな。」
「?」
取り付け終え軽く手を動かす。
「軽いな。」
「そりゃハイライトメタルとスピードメタルの合金だから軽いよ。」
「本当に貰っていいのか?」
「だって私が、シヲン君の為に頼んだんだし。頑張ってもらわないとね。」
ミューの笑顔は、眩しかった。
コメントくれるとモチベ上がります。
次回明日22時投稿予定。