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海斗と夢菜のファーストキス(ラクガキ漫画付き)

元々世に出す予定の無かった、個人的に楽しむ為に描いたラクガキ。

なのでもしかしたら消すかもですw


少女漫画が苦手な人は(ry



「たまには皆んなで一緒にログインしたいな」


「お、いいなソレ。俺夢菜に連絡するわ」


学校帰り、そんな軽いノリで今回は温人の部屋で一緒に遊ぼうと約束した4人。

紅葉と夢菜は一度帰宅して自分のヘッドギアを持参し合流した。


「みんなで同じ部屋からログインするって何だかワクワクしますね」


「うんうん、凄いわかる!」


夢菜も紅葉もノリノリだ。

しかしその道中、毎度の如く死んだフリ婆さんを発見する。


「あっ、待って温人くん!」


案の定すぐにお婆さんの元へ走る温人と、それに慌ててついて行く紅葉。

夢菜も後に続くべきかとオロオロしたが、直ぐ横の海斗は動かない。


「先行ってるな温人〜」


「わかったよ薄情者!」


非常に慣れたやり取りだ。

だが、ここで海斗はハッとした。


(これ夢菜と部屋で2人きりになれるチャンスじゃ…!?)


「ゆ、夢菜。温人達来るまで俺の部屋で待とっか」


「へ!?あ、そ、そうですね…!」


驚きに声を翻しながら了承する夢菜。


(か、海斗さんと部屋で2人きり…!?)


心臓はバクバクだ。


「一応温人に連絡入れとくな」


「はっ、はい!」




一方で、連絡を受けた温人は吹き出していた。

理由は連絡の内容だ。


『俺は夢菜と自分の部屋で待ってるから

帰ってきたら連絡してくれ』


「マジかアイツ…」


「どうしたの?」


「いっいや…えと、海斗自分の部屋で夢菜ちゃんと待ってるってさ」


「あ、そっか。本人居ないのに温人くんの部屋に行くのもおかしい…もん…ね」


最後まで言い切る前にフリーズする紅葉。

色々察して顔が真っ赤になる。


実際は本人が居ようと居まいと海斗は勝手に温人の部屋に入っているが、温人も流石にそれを口には出来なかった。





(念のため掃除しといて良かった!)


見事夢菜を部屋に連れ込む事に成功した海斗は胸を撫で下ろしていた。

だが緊張のあまり、2人とも取り敢えず適当に用意した飲み物を飲む事しか出来ない。


因みに海斗はベッドに腰掛け、夢菜は床に正座している。


「ゆ、夢菜。足痛くなんないか?こっち座ったら?」


「へあ!?あ、そうですね!え、えと、そそ、それじゃあ…」


椅子の代わりにという事は分かっているが、ベッドに座るという事自体にもう夢菜は動揺がすごい。

それでも、なんとか海斗の隣に腰掛けた。


(ホントに座ってくれた…!)


そして海斗は、断らずに隣に来てくれた事にチャンスを感じていた。

これは初めてのキスチャンスではないかと。


試しに少し近づいてみるが、逃げない夢菜。

時はきた!


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


眼鏡カップルがやりそうな事を見事にやらかした。


(うわぁー!緊張して眼鏡外し忘れるとかアホ過ぎるだろ俺!!しかもちょっと掠った…!え!?これファーストキスにカウントされんの!?されちゃうの!?)


一度頭を抱えてから、ギギギと音がしそうな動きで夢菜に顔を向ける海斗。

改めて目が合うと、夢菜は真っ赤になって俯いた。


「つ、つかぬ事をお伺いしますが…キスは初めてでしょうか」


敬語になる海斗。


「あ…の……はい…」


海斗はますます頭を抱えた。

これはあまりに酷い。酷すぎる。

この状況をこのままにする訳にはいかない。


挿絵(By みてみん)


詳細は省くが、さすがにこれ以上失敗する事はなかった。

無事に上書きで幸せな記憶にできた2人。


因みに、温人達が想定よりかなり早い時間で帰ってきた為それ以上の事は無かった。

帰ってくんの早過ぎだろ!!と海斗が嘆いた事も良い思い出である。




因みに温人達が早く帰還したのは、あまりにソワソワソワソワしていた為に死んだフリ婆さんに「今日はもう良いから帰んな!」とお土産待たされ追い出されたからですw

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