第2話「新たなライバル!?」【第四章~第六章】
結構書くのが楽しくなってきました!まだまだ続くのでぜひご覧ください!
----------あらすじ----------
ある日妃凪 小春はしつこく迫ってくる男子に困っていたところ、
先輩の宮城 裕がしつこく迫っていた男子に注意をする。
だが注意しても男子は反論し聞く耳を持たないと思った裕は
小春に用事があると言い、その場から小春を連れ出すのだった。
そして、小春は裕に対して"恋"をするが小春はその気持ちに対して
"今まで感じたことのない気持ち"としか思っていなく、彼が気になっているが
"恋"だとまだ気づいていない...
第4章【新たなライバル出現!?】
やっぱり3年塔は苦手だ...
あの後、先輩にお礼を言ったのだ。
「先輩!この前はありがとうございました!おかげで助かりました」
と私は先輩に言った。
すると先輩は
「別に君のためにやったことじゃない。当たり前のことだからしたんだ」
と言って私を1年塔まで返してくれた。
「やっぱりクールでかっこいい!」
と私は思いながらクラスに戻るのであった。
私は彼のことが頭から離れないまま下校時間を迎えてしまった。
ふと気づいたことがある
「私...先輩の名前聞いてなかった!」
と今更ながら思ったのだ。
私は先輩が学園から出てくるところを見て名前を聞きに行こうと思い、
門の近くで待機していた。
すると、
「ゆーくんってば!また夜更ししたでしょ!わかってるんだからね!」
と、可愛げのある声が聞こえてきた。
「まぁまぁ、いいじゃんか。僕他にすること無いし...」
と先輩が返事をする声が消えこた。
「え...先輩と女の子が一緒に帰ってる?先輩彼女いたのかな?」
と、無意識に考えていると先輩の姿がなくなっていた。
「あっ!先輩に声かけそびれちゃった!」
完璧にスキを逃してしまったのである。
「やってしまった...」
と、思い帰路についた。
「だけど...あの女の子は誰なんだろう...気になる...」
やっぱりあの女の子が気になって仕方がなかった。
あの女の子は先輩とどういう関係なのか寝ながら一晩中考えた。
~翌日~
「今日こそ先輩の名前をしるぞ!」
私は今日こそっ!と思い頑張ることにした。
そして教室に入り自分の席に座って少し経った頃
横から
「おーい?小春?何か考えてるの?」
と、隣の席の親友。星乃 野乃花から話かけられた。
「いやいや。あんま大したことじゃないけどね」
「いやぁ~やっぱ親友がそんな顔してると気になりますなぁ~」
と顔をニヤニヤさせながらそう言ってきた。
「それがね...私最近ある先輩のことが頭から離れないんだよね」
と私が言うと彼女はこう答えた
「えぇえ!?小春に気になる人が!?あの告白を全部フッたあの小春が!?」
と大声でいうもんで、周りが騒ぎ始めてしまった。
「ちょっ!!声が大きいよ!のんちゃん!」
私もこのことをみんなに知られたくないので教室を足早に出て行った。
それで、野乃花からこんな質問をされた。
「その先輩の名前なんていうの?」
「それがね、私もわからなくて知りたいんだよね」
と答えた
「見た目はどんな感じなの?それが分かれば名前もわかるかも」
と提案されたので先輩の見た目をいうことにした。
「眼鏡をかけてて、声は低めかな?身長は見た感じ170cmぐらいかな
いつも本を片手に持ってることが多いかな」
私は先輩の見た目を私が言える範囲で答えた
「ほうほう...意外と陰キャっぽいですねぇ...」
と、野乃花から返ってきた。
「多分名前は宮城 裕じゃないかな?」
野乃花から先輩の名前が出てきたのだ。
そして野乃花は私にスマホを差し出し、写真を見せてきた。
「そう!この人!この人だよ!のんちゃん!」
私は嬉しそうにそう答える。
「この裕先輩はうちの兄の友達なんだよね。たまに家に遊びに来てるよ」
「へぇー!そうなんだ!じゃぁのんちゃんは先輩としゃべったことあるの?」
「あるよ」
友達の兄の友達とは驚いた。
すると、頭に一つの疑問が浮き出てきた。
「じゃぁのんちゃん。先輩の近くによくいるちっちゃくて可愛い女の子がいるでしょ?」
私はこの前門で見た先輩と楽しそうに会話してた女の子のことを聞いてみた。
「あぁ、よくいるよね!あの子裕先輩の幼馴染らしいよ」
あの子は先輩の幼馴染らしい。
「あの子の名前は確か...そう!姫乃 加奈ちゃんだよ!」
と、先輩の幼馴染の名前をいう野乃花
「噂だけど加奈ちゃん裕先輩のこと好きらしいよ」
「ッ!?」
私はここで新たなライバルが出現することを予知するのであった。
第五章【委員会への加入】
朝のホームルームでの出来事。先生が委員会について説明している。
「まだ、委員会に入ってない人はなるべく入ってほしい」
どうやら委員会の人手が不足しているらしい
「委員会に入る際は先生に言いに来るように。以上だ」
「委員会かぁ...私考えてなかったけど入ろうかなぁ...」
と、ため息を付くように小声で放った。
すると
「小春は委員会入らないの?」
横から野乃花が私に水を差してきた
「うわぁ!びっくりした!」
急に声を掛けられたので純粋に驚いてしまった
「急に話しかけないでよ!もー!」
野乃花はごめんごめんと言いながら笑っている
「それで、小春は委員会には入らないの?」
と、話を戻した。
「うーん...本が好きだから図書委員にでもなろうかな...」
私の趣味は読書でもあるので本がいっぱいあるというのは天国である。
すると野乃花が予想外な返答を返してきた。
「図書委員かぁ...確か"裕先輩も図書委員だよね"!」
この言葉で私の心の中でこのような言葉を発した。
「よし!なろう!今直ぐ図書委員になろう!」
心の中の声は嘘をつかない!(小春理論)
やはり声に出して言うのはなにか恥ずかしいものがあるので
裕先輩のことは伏せながら野乃花に返事をした。
「やっぱり本が好きだから図書委員になろうかな」
「やっぱり裕先輩がいるからでしょ?」
やはり野乃花は一枚上手だった。
私は赤面している顔を隠すように机に顔を伏せた
「やっぱり小春は裕先輩のこと"好き"だよね」
この時私の脳裏に"好き"と言う感情について頭をフル回転させて考えていた。
(好きとは...この気持ちが好きってことだよね?え?そうだよね?)
(これが..."恋"ってこと!?)
この時私は"恋"と言う感情に初めて気がついたのである
その後私はちゃっかり図書委員会に加入するのであった...
第六章【裕の過去と現在】
僕には嫌な過去がある。
僕は裕福な家庭に生まれ育った
それで小さい頃から女子は僕を好きと言っていたが
全員僕の父の財産目当てということがすぐ目に見えていた。
そして僕は女子からチヤホヤされることによって他の男子から嫉妬され
イジメられてい。
それも理由だが僕は常に顔に髪の毛を掛けている。
その理由は僕が幼い頃、女の子が僕の顔を見た瞬間に
泣き出してしまったことがある。
その時僕は自分の顔が"おかしい"と思い、顔に髪の毛を掛けている。
今は自分の家庭が裕福なことを隠して平穏な学園生活を楽しんでいる
だが、困ってる人を見かけるとほおってはおけない。
だから困ってる人を見かけたら一目散に手助けに向かうのだ。
そんなある日、僕の身に事件は起こった
それはいつものように過ごしていた日、いつも手伝っている女子から"また手伝ってほしい"と呼び出されたのである。
「裕くん。ちょっと委員会の仕事手伝ってくれない?」
「いいよ。いつも委員会の仕事大変そうだもんね」
「そうなの!裕くんが手伝ってくれてとても助かってるよ!ありがとう」
当たり前のことをして感謝されるのはおかしいと思うけどな...
そんなことを考えながら委員会の手伝いを終えた...
いつもなら
「委員会の仕事お疲れ様。じゃぁ僕はこれで帰るね。また何かあったら言ってくれよな」
と、言ってすんなり帰るのだが...今日は違ったようだ。
「ちょっとまって!」
帰ろうとした瞬間その女子から止められた
その女の子って言いにくいから名前を言う
名前は白雪 白嶺僕と同じクラスのクラスメイトだ
白雪はクラスの委員長をしており、いつも手伝っている女の子だ。
見た目は丸メガネをつけておりいつも三編みである。
雰囲気は穏やかで、近くにいるとお花畑が広がりそうだ...
こんな感じの自己紹介だが、今さっきの続きを話す。
「ちょっとまって!」
帰ろうとした瞬間白雪に止められた
「どうしたんだよ委員長?まだ手伝いがあるのか?」
僕はまだ手伝いがあるのかと思って白雪に聞いてみた
すると予想外な言葉を耳にすることになる
「あの...裕くん!今から時間があるなら...二人で...お茶しにいかない?」
僕はその言葉に頭が追いつかず、その場で硬直した。
「あれ?大丈夫?裕くん?」
これはデートの...お誘いか!?
頭の中では僕には非現実的な考えのものしか出てこなかった
「裕くーん!おーい!大丈夫?聞こえてる?」
「あ、ああ」
ここで自分が固まってたことに気づいてすぐに返事を返した。
「いいよいいよ。放課後暇だし行こうか」
驚きすぎて、頭が回らず承諾してしまった。
カフェへ行く途中のでの会話は気まずくてあまり盛り上がらなかった。
カフェに入り、席に座った。
座って少し経ったころ白雪が口を開いた。
「裕くんって好きな子とかいたりするの?」
一瞬なんでこんなことを聞くのかわからなかったが
「いないよ。僕こんな見た目だし」
と、答えた。
すると、白雪が小声で
「いないなら私にもチャンスがある」
何か言ってたみたいだけど声が小さくて聞き取れなかった。
「今なにか言ったか?」
僕は小声で言ったことが気になってそう聞いてみると
「いいやぁ〜♪何も言ってないよ〜♪」
と、嬉しそうに返事を返してくれた。
絶対小声で何か言ってたと思うが、気の所為だと思うことにした。
意外と書いてたらいろいろ文章が浮かぶもんですねw
まだいろいろ作っていくので今後とも末永くお願いいたします