『孤独と手をつなぐ』
こんばんは!今年の冬はエルニーニョ現象のおかげで暖冬のようで、ちょっぴり嬉しい気がしたりしなかったり。雪は好きなんですけれど、寒いのが苦手な私にとっては少しありがたいことだなぁって思ってます。今回は『孤独』についての考察です。楽しんでくださいね。
家族といる時でも、大切な人と一緒にいる時でも、近しい人と歩いてるときでも。ふと脳裏を掠める想いがある。それはいつもひっそりと私の中にいて、不安をくすぐってくる。親しくなればなるほど、漠然とした黒い靄が薄く広がっていく。それが『別離』の不安、孤独に対する恐れなのは間違いない。楽しい思いが永遠に続けばいいなんて、そんなことを想っている。いつか訪れる遠いか近いか解らない未来において別れは避けられなくて、私はいつも胸が苦しくなる。出会って、仲良くなって、一人になって。4月も12月も毎年来る。近しい人も家族も、隣にならんで一緒に歩いて行けたらなんて。おかしいかな。私はいつも願ってる。私の理解者との関係が変わらずにこれから先もずっと一緒にいられること。一日でも多く、一緒にいたい。そんなことを想って過ごすと、やってられない気になる。私は私で、家族も近しい人も一人の人で。他人だ。夢も、欲しいものも、考えも全然違う赤の他人で。時の流れに合わせて考えも変われば、距離も変わる。私にとって出会いは終わりの始まりで、終わりまでの距離にいつも怯えている。環境も変われば顔ぶれが変わり、仲良くなったと思ったら、いつのまにか一人になる。それが人生だ。寂寥なんていうと寒々しく聞こえるかもしれない。ただ私にとっての孤独とは寂寥に他ならない。いくら言葉を重ねても、いくら言葉を受け止めても、いつかいなくなる。それまでの間、私はその人との交流を楽しむ。雪が積もった枝がその重みに堪えきれずに折れる。雪は落ち、一面の白に混じって解らなくなる。それが私にとっての人のイメージだ。私は落ちた枝で、落ちた雪は一面の雪に交じり、私はその仲間に加われない。暖かくなって雪が溶けても、私だけが残る。なんて書くと自分を特別視しているように思われるかもしれない。けれどこう思わないとやってられない自分がいる。人はなんて魅力的なんだろう。そして人はなんて寂しい生き物なんだろう。仲良くなりたいと想っても、お互いの針で身を寄せることができない。そもそも人は信用に足るものではない。と皆思っているのかもしれない。私もちょっと思っている。家族、もっと言えば血の繋がった近しい人こそが私にとって無条件に信頼できる人であり、その他には少数の人がそれに続く。その人の為だったら、私は私のできる限りで手を差し伸べたい。血の繋がった近しい人の為なら私は命だって投げ出せる気がする。けれどもそれは私の思い違いかもしれない。社会には孤独が蔓延していて、一人一人を黒い影が覆っているみたいだ。夜の闇よりも恐ろしいかもしれない。その中で人はもがいて、光を探そうとしている。けれどその光は蛍光灯のようだ。いつかは必ず切れる。人はそのことを知っている。都会に行けば、夜の闇は絶え間なく照らしてくれる灯りが遠ざけてくれる。けれどその光を飲み込むほど強い闇が人を覆っているのだ。幸運なのか不幸なのか。それは意識しないと見えにくい。誰の側にもいるけれど、誰にでも見えるわけでもない。なんらかの切っ掛けで、人はその闇を意識する。自分の肩に手をかけたそいつは大勢の人を死に追いやってきた。と私は想うのだが違うかもしれない。けれどそれは何時の時代も人にとって有害な脅威であった。見ないようにしようとしても、視界の端に絶えず映るそれは恐ろしい。それは人との交わりによって薄まる。そのことを人は経験として知っていたから、見ず知らずの人とも仲良くしようと、一生懸命わかり合おうとして、肩を寄せ合って暮らしてきたのかもしれない。孤独は人との繋がりによってしか癒やせない。人との心の遣り取りによって人は今まで生きてきた。物質的制約も環境的制約も精神的苦痛も乗り越えて、ここまで人は命を繋いで来れた。命とは一つ一つ独立したものなのだろうか。私はきっと手と手を繋ぎ合って、生きる世界こそ素敵な世界だと思う。最後まで頑張って、次の世代に自分の精一杯を托す。そうして人類はこれからも未来を繋いでいくといい。私が願う社会はこれから先も来ないかもしれない。それでも私は信じたい。どんな人でも居場所のある世界を。優れているとか劣っているとかじゃなくて、ただこの世に生まれてきたってだけで受け入れ合う、そんな社会を私は見たい。今の社会は絶望的なほど、人と人の繋がりが希薄だ。技術的発展も人の物質的豊かさに貢献するだけではもはやこれからの問題は解決することはできないのかもしれない。人には愛が必要だ。聖書にこうある。「人はパンのみにて生くるにあらず」と。神の言葉と同じくらい人の暖かさは人にとって必要なのだ。だからこそ心を通わせることができる人と出会ったら、別れの時が来るまで私はその人と一緒にいたい。お互いに暖め合ってこそ、冬が乗り切れるのだと私は想うから。そして、人は春の暖かさが来ると信じて今日を生きるのだと、私はずっと信じているから。
途中まで読んでくださった方も最後まで読んでくださった方もありがとうございます!孤独について、私の所感も交えて書いてみたんですけれど、人によって違うから何とも言えないという(苦笑)はい、まあ、なんといいますか。色々な人がいるっていうことはですね。きっと興味がある人とは交流して楽しめっていう神様の思し召しなんですよ(適当)さて冗談は置いておいて、やっぱり人との繋がりこそが生きてるっていう実感と一番結びつくと私は思います。だから好きだなぁって思う人とは積極的に交流を楽しむと良いかもですね!笑 やっぱり楽しんでこそですよ。この人生は。さぁ、感想返ししていきますね。書いていると元気が出てきました!