言外 貮
本当に支離滅裂なので気をつけてください。
結局何が言いたいか、要するに語彙力をつけてほしいということだが、まだ、要素の説明が終わってないので後にする。
要素二。「調子」
調子といっても三種類で、
・上げ調子
・下げ調子
・棒読み
くらいしか思い付かない。
さて、それぞれの効果を見てみよう。
上げ調子の効果は「疑問」
英語の文を考えれば簡単で、「Do you~?」「Can you~?」のような「Yes,I~」「No,I~」で答えるような疑問文は文末を上げ調子で言う。
つまり、そういうことで、今回の「だぞ」においては関係無いかもしれないが、例えば「だよね。」というものにおいては効果がでかい。
この「だよね」を上げ調子でいえば何かを確認、同意を求める、といったように「疑問」とは違うが、人に「訊く」という面では「疑問」と変わらない。
上げ調子の効果は「人に訊く」という印象が現れる。
下げ調子の効果は「落ち込み」「断定」「肯定」「納得」
上げ調子が「疑問」なら、下げ調子は「断定」
英文は「What~?」「When~?」などの疑問詞で訊く文は下げ調子だが、日本語で物事を訊くときに下げ調子で訊くことは無いだろう。
「そうですか?」
これは何かに対して疑問を呈していて、実際読み上げるなら上げ調子になる。
「そうですか。」
これは何かに対して納得している。納得という言葉は相応しくないけれど、肯定はしている。この文を読み上げるときに上げ調子では、読まないだろう。
つまり、疑問を表したいなら上げ調子で読ませなければならないのだ。
それに一番分かりやすいのは「?」を使うことだが、別にそれ以外でも上げ調子、ないしは疑問を表す方法はある。
それは語らないけど少なくとも句点で終わるだけの文は疑問の意味を持たない。
最後は棒読み。
棒読みの効果は「真似」「理解不能」
この棒読みはシリアスな場面には現れない。
大抵、コメディーな場面で現れる。
理解不能というのは要するに相手の言葉をおうむ返しするだけで理解はしていない、できていないことを表す。
まとめると
・上げ調子・・・疑問、確認、同意を求める
・下げ調子・・・肯定、納得、断定、落ち込み
・棒読み・・・真似、理解不能
ということだ。
如何に狙った調子で読ませるか、それが重要であったりする。
何だかこれ以上やるともっと収拾がつかなくなりそうなので止める。
本当に中途半端なところだが、僕の駄文はキリというのを知らないのでここでぶったぎる。
で、じゃあ何故こんなことをやってるかって言うと、
最近のラノベは説明が多い。ということ。
わざわざ、文章を解体してあれこれ説明したのはアホ見たいに説明を並べるような文体をしてほしくないからだ。
「壱」でも説明したように「おーい」はそれだけでその言葉を発した者が遠くにいることを表している。
それなのに、
* * *
「おーい」
遠くから呼ぶ声が聞こえたので、俺はその方向に向くことすら面倒とも思いながらその方を見た。
* * *
果たしてこんな文、或いは似たような文があるかは知らないけどこういうのを止めろ、といいたい。
まず、一文が長い。
一々区切るのもまどろっこしいが、これは長い。
内容が多すぎる。
僕の好みになるけど、こう書いた方が読みやすい気がする。
* * *
「おーい」
声が聞こえた。やや面倒な気もしたが仕方ないのでそちらを見る。
* * *
果たしてこれがいい文といえるのかは知らないが、僕の好みではある。(素人が語るといっているんだから、駄文であってもおいておいてほしい。)
僕が考えるに、作風や場面などで、表現するためなら仕方ないけれど、通常の場合なら一文に一、二、多くて三つの内容までが妥当と思われる。
まず、前者の文。
ここには「遠くから呼ばれたこと」「そのとき思ったこと」「振り向いたこと」の三つの内容が一文にある。こうなるとまず、時の流れがスローになる。
どうしてそうなるのかはいつか話すし、話もそれたのでいきなり戻す。
本当に支離滅裂だと思い始めたので無理矢理切り、一個一個順を追って説明しようと思う。だから今回はここで終わる。
次回は今回の後半部分について話そうと思う。