[作者向け]ブックマークと評価点 その数字をどう見るか
ちょっと雑な言い方になるが。
ブックマークというのは、「面白そう」あるいは「もっと読みたい」という、その作品の将来、期待に対する評価である。
対して文章評価:ストーリー評価というのは、「面白かった」「満足した」というような、すでに書かれた部分に対する評価である。
ブックマークの多い作品は将来に期待をされており、評価点の高い作品はすでに書かれた部分に対して高い評価を得ている。
(商業的な何かを見ずに)作品の価値としてポイントを見るならば、重要なのは総合評価ポイントよりも、「ストーリー評価:5」を付けてくれた読者がどれだけいるかということだと思う。
ストーリー評価:4以下というのは、どうしても批評的で、冷静な評価である。
最大限感動して、興奮して、爆笑して、満足して、そうして居ても立っても居られない状態の読者がストーリー評価:4以下を付ける可能性は、まずないと思う。
対して、ストーリー評価:5というのは、その読者の「心に届いた」ということだ。
居ても立っても居られない、というほどではないかもしれないが、少なくとも、その読者の心を震わせることに成功している可能性が高いとは思える。
ストーリー評価:5が付いたということは、作者はその作品を通じて、その読者に、何らかの「価値」を届けることに成功したと見ていいと思う。
どれだけの数の人にその「価値」を届けることができたか。
それが、ストーリー評価:5の数なんだと思う。
総合評価ポイントの高低というのは、ブックマークによって稼いだ点数なのか、評価点によって稼いだ点数なのかを問われない。
また、文章評価を4~5程度で固定するとしたら、ストーリー評価4と5の差は、1.1倍程度の差でしか、総合評価ポイントには反映されない。
数字に一喜一憂する部分にべき論を放り込むとしたら、ストーリー評価:5の数を見て一喜一憂すべきなんじゃないか、なんてことに思い至った、今日この頃である。
……いや、システム上、ストーリー評価:5を付けてくれた人が何人いるかって、完全には把握できないんですけどね( ̄▽ ̄;