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国主様と猫  作者: 灰波
国主様と猫とお留守番
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1.猫の探検

国主様がおとなりの国に行っちゃったんだ。

前にぼくが行こうとした国だって。

小さいけどたくさん食べ物があるところだって聞いたことがあったっけ。

お仕事だから仕方ないんだけどさ。

軍事演習と違って、ぼくはいっしょに連れていけないって言われちゃった。

まだ、れいぎさほうをちゃんと覚えてないからかなぁ。

テッラ様とおうじに会った時のも本当はダメなんだって。

二人が優しいから何も言わなかったんだよってきしさんが言ってた。

さいしょう様にやってみても、毎回色々違うって注意されちゃうしなぁ。


剣はみんなが教えてくれるから別に困らないよ。

ご飯だって用意してくれるし。

勉強だってきしさんが教えてくれる。

お城のみんなだって優しいよ。

でも、国主様がいないといやだなぁ。

そんなこと言えないけどさ。

うまくいけばぼくにもいいことがあるって言ってたけど、早く帰ってきてほしいよ。


今はしつむしつに遊びに行っても、さいしょう様がお仕事してるだけなんだ。

国主様の代わりをしているんだって。

さいしょう様も優しくてぼくは好きだけど、きしさんは苦手みたい。

なんでなのか聞いてみても教えてくれないし。

せいりてきに受けつけない、ってやつなのかなぁ。

苦手なら、しつむしつにばっか行くのもかわいそうだよね。


だから、今日はお城の中を探検することにしたんだ。

ただの探検じゃなくて、かくれられそうなところにかくれてみたりね。

けっこう気づかれないから面白いんだよ。

よく遊んでくれるお兄さんが、彼女欲しいってなげいてるのを聞いちゃったり。

きしさんはぼくよりかくれるのが上手かも。

あんなに大きいのに、ぼくの行く所にどこでもついてこれるし。

それに、足音もぜんぜん聞こえないし、すごいんだよ。

ぼくもまねしてみたけど、すごく大変だった。


探検は毎回面白いことあるから好きだよ。

危ない場所はきしさんに止められちゃうけど、たまに知らない道も見つかるし。

廊下のよろいの裏からしつむしつに着いた時は国主様も驚いてたっけ。

その時は、よく見つけたね、今度見つけたらまた教えてほしいってほめらたんだ。

でも、今日は別に何も見つけられなかったんだ。

残念だったよ。

その後は窓の上でお昼寝しておしまい。

国主様、早く帰ってこないとまた怒竜期が来ちゃうのになぁ。

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