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国主様と猫  作者: 灰波
国主様と猫と手紙
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2.姫団長の返信

ギラントオーン様


 春鳥レイラーナ巡遊。

 ギラントオーン様におかれましては、ますますご清祥の事と存じます。


 先日は急な訪問にもかかわらず歓待していただき、ありがとうございました。

 レアル皇子も非常に感謝していました。

 私も貴殿と手合わせ出来た事や話し合えた事は得がたき経験だと思っています。

 当家の事情により、貴殿には負担をおかけしています。

 慣れぬ地やまつろわぬ貴族の中では何かと不便も多いでしょう。

 何か当方に助力できる事があれば、遠慮無くお知らせ下さい。


 ところで、貴殿もご承知の通り、サエからの手紙も受け取っています。

 その中にサエは剣を習いたいとおぼしき文面がありましたが、これは事実でしょうか?

 どうも内容からは貴殿がそれを阻止している様に見受けられます。

 貴殿の様な成人男性が女性を抱え上げるのは、女性がどの年代であっても可能と思われます。

 彼女の希望を阻む為にわざとそのような条件を出しているように思えるのですが。

 サエが望むのであれば、剣を習わせるのがよろしいのではないでしょうか。

 望む者からその機会を奪うというのであれば、貴殿の身に流れる血を疑わざるを得ません。

 人手が足りないというならば、こちらから差し出す事も可能です。

 くれぐれもあの暗殺者の技術などは習わせない様に願うばかりです。


 もう一枚の手紙はサエに渡すようにお願いいたします。


 貴殿に灰氷狼ギネイオーンの加護があらん事を。


テッサラーナ


    *     *     *     *     *


さうるえーれさま


 はるのひざしもここちよく、れいらーなのこえがきこえるきせつとなりました。

 そのご、おげんきでいらっしゃいますか。


 このたびはてがみをおくっていただき、ありがとうございます。

 ぶんもじもひじょうによくかけていておどろきました。

 ひごろのべんきょうのせいかがしっかりとでているんですね。

 わたしとさえはともだちなのですから、つぎからはてっらでけっこうですよ。


 わたしもこのあいださえにあえたことをうれしくおもっています。

 さえはわたしとぎらんとおーんこくしゅのくんれんにきょうみをもったようですね。

 わたしがさえくらいのころには、もうけんをならっていました。

 さえもならいたいのなら、いまからでもはじめるべきだとおもいます。

 ぎらんとおーんこくしゅに、わたしからもおねがいしてみますね。

 つぎにあうときには、いっしょにくんれんができるようにねがっています。


 また、さえからてがみがくることをたのしみにしています。

 さえにぎねいおーんのかごがありますように。


てっさらーなより

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