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国主様と猫  作者: 灰波
国主様と猫と冬厳式
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1.猫、寒さに震える

そろそろ、さむい冬がきたよ。

ぼく、冬はだいきらいさ。

すごくさむいんだもん。

ねむるのも生きるのもたいへんなきせつだよね。

でも、今はふわふわのおふとんでねられるから、ちょっと平気かな。

こくしゅさまにあったかい服ももらえたしね。

あと、ちょっとおふろもすきになったよ。

あったかいおゆに入るときもちいいよね。

ぼくだって日々成長しているんだ。

いつもきしさんとかおねえさんたちにつかまってばかりじゃないんだよ。


こくしゅさまはぜんぜんさむくないみたい。

こくしゅさまの生まれたところは「ゆき」っていう氷がふるんだって。

そんなところにいたらこごえ死んじゃうよ。

やっぱりこくしゅさまはすごいよね。


そんなさむい日が続いているのに、外で「とうげんしき」っていうのをやるんだって。

むかしからやってたらしいんだけど、ぼくはじめて聞いたよ。

わざわざ外で、さむくなりますようにっておねがいするんだって。

ぼくだったら外に出るのなんかごめんだし、さむくなんてしてほしくないね。

あったかい家の中から出たくないよ。

でも、こくしゅさまがやるっていってたから、見てみようかなって思ったんだ。

ぼくだって、こくしゅさまにひろわれるまでは、外でくらしていたしね。

少しくらい出るのなんて、なんともないよ。


とうげんしきは町の広場でやったんだ。

こくしゅさまはさいしょのあいさつの時に、かめんかぶったり、いつもとちがう声だったんだ。

なんかへんだなぁとおもったけど、あつまったみんなは気にしてないみたい。

ぼくだけなのかな?


そうおもっていたら、こくしゅさまがすごくかっこいい服で出てきたんだ。

もう、かめんをかぶってなかったし、うたう時の声はいつもと同じ声だった。

こくしゅさまはけんをもっていて、このあいだのお出かけの時みたいにひゅんひゅんってふりまわしてたんだ。

「まいをおどっている」んだって。

きしさんが、「こくしゅさまのしんこうするかみさまを通して、天気のかみさまにみのりのかみさまとなかよくするようにおねがいしてる」って言ってた。


かみさまもなかがよかったり、わるかったりするのかなっておもったよ。

なんか、にんげんみたいだ。

かみさまにおねがいできるなんて、こくしゅさまはなんでもできるんだなとおもったよ。

ぼくもいつかかみさまとお話できるかなぁ。

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