7-EX 登場人物(※いろいろ注意)
■浅浦いさぎ
本作の主人公。
表向きの顔は冒険者ギルドのA級エージェント。
だが、その実は……
半年の間に、様々な異名をつけられる。
「魔王パズズ」が特に気に入ったようで、本人も好んで名乗っている模様。
ひとり旅の最中も、鍛錬に鍛錬を重ねている。
アルバリスス最強の剣技の成長は、もはやほぼ頭打ちだが、
優れた発想力により、様々な奇手を開発しているようだ。
斬りつければ終わる神剣クラウソラスの使い手として、
意表を突く戦法を極めるのは、理に適っているものの、
そのびっくりアタックは本人としても多少不本意なものがあるらしい。
肌身離さず、常に聖杖を抱えている。
立派な覚悟だが、その格好はいささか間抜けである。
■魔王パズズ
本作の影の主人公。
またの名をミスター・ラストリゾート。
顔全体を覆う仮面は五代目であり、
その威圧感は歴代ミスラゾと比べても随一であるが、
多少の息苦しさを覚えるため、
わずかに戦闘力が低下してしまうことを危惧している。
四代目は半年の旅の最中、紛失してしまった。
決して伏線ではない。
■小野寺慶喜
暗黒大陸を束ねる魔王にして、
魔帝アンリマンユの座を継ぐもの。
王女デュテュの代わりに、
魔族弾圧の地、スラオシャ大陸を旅する。
様々な困難に立ち向かいながらも、
その果てに竜王バハムルギュスと決闘し、これを打ち倒した。
弱いものの気持ちがわかる、心優しい男である。
特に小さな女の子に対して必要以上に優しい。体も触ったりする。
トレードマークであった眼鏡を握り潰してしまったが、
彼はきっとその心に、魂に、今でも眼鏡をかけているだろう。
実は第七章の間は、タイトルを、
「小野寺慶喜の魔王譚」にしようかと考えていたらしい。
■足利廉造
元魔王候補であり、魔王軍の先鋒となり、
流れ着いたドラゴン族の元で、赤竜将の位を与えられる。
裏切りと策謀により戦場をさすらう、
アルバリススの呂布である。
剣術、体術だけではなく、槍術に加えて、
天性の素質を持つ闘気力によって、ついにイサギに次ぐ煌気使いとなる。
妹ランド廉造ハーレムパークの園長を兼任しているが、
実際に「兄と呼べ」と告げたのはキャスチただひとりだ。
兄と呼ばれたいのではなく、いつの間にか勝手に呼ばれてしまうものこそが真の兄貴である。
■ロリシア
慶喜のヒロイン。
11.5才のメイド。
かつては魔王城のメイド見習いであったが、
慶喜とともに旅をし、人間的な成長を遂げる。
情けなくて、臆病で、勇気がなくて、
引っ込み思案で、ネガティブな慶喜の背を押す係。
自らの存在意義に疑問を抱いていたものの、
イサギとリミノの言葉によって、そばに立つことの意味を知った。
■シルベニア
元人間族ぶっ殺し兵器だったが、
別に人間族ぶっ殺さなくても許してあげるの兵器へと進化した。
しかし趣味は今でも人間族をぶっ殺すことであり、
殺してもいい人間族を与えると嬉々としてぶっ殺す。
特にイキの良い荒くれ者が好みのようである。
■イグナイト
五魔将のひとりにして、
魔族国連邦最強の剣士。
デュテュと慶喜に忠誠を誓う騎士であり、
性格的に問題のあるメンバーをうまくサポートし、旅の支えになってくれた。
廉造の噛ませ犬となり、一時退場する。
イグナイトは犠牲になったのだ。
■リミノ
美しきエルフの王女。
ロリシアに悪いことを教えた張本人。
本編に登場していないのに、
ロリシアを説得するために引き合いに出される。
世界を救った勇者曰く、俺の知る限り最もタフな女。
絶対に喜ばれない。
■バハムルギュス
100年間ドラゴン族の国『ヒュドリアス』を統治する老王。
かつてアンリマンユとの決闘に破れ、彼の実力を認め、魔族に力を貸す。
その後、スラオシャルドとの一騎打ちの果てに、
生死をさまようほどの傷を負ったが、今現在は槍を振るえるほどに回復した。
だがその時の後遺症で、ほとんどの魔力を失ったようだ。
今でも人間族を恨んでいるが、
その裏には戦友アンリマンユを失った悲しみが渦巻いているという。
■ベヒムサリデ
バハムルギュスの弟にして、右腕。
地竜将を務めているドラゴン族のナンバーツー。
その実力は、バハムルギュスをも凌駕しているらしいが……?
■マール&ローラ
由緒正しき赤竜将の家系に生まれた双子。
妹ランド廉造ハーレムパークの住人。
赤竜の姿で廉造と2対1の決闘を行なうものの、ボッコボコにされてしまう。
それ以降、廉造を『兄』と呼び、慕っているようだ。
■イラ
ドナドナされていたが、ドラゴン族の城で見つかった模様。
しかし彼女の心はもう廉造に……
※今回、作中用語の更新はありません。