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勇者イサギの魔王譚  作者: イサギの人
Episode:5 さあ、神に抗おうではないか
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5-2 中二病でも旅がしたい!

  

「はあああ!? はあああ!?

 はああああああああああああああ!?

 

 姉は弟の胸ぐらを掴む。

 とんでもない勢いだ。


「ば、ばか!? 見知らぬ男の人と一ヶ月半ずっと一緒とか!

 なんなのその発想! どこから出てきたの!? 斬新!? 斬新なの!?」

「ねーちゃん元気いいなー」

「ひとりすごい爆弾投げておいてなにニコニコ笑ってんの!?

 あんたが起こした事態なんだからあんたが収拾しなさいよもうー!」


 ゼェゼェ、と息を切らす姉。

 成り行きに任せていたイサギは、とりあえず胸に手を当てて。


「えと……俺は、イサっていうものだ」

「え、あ、えと」

 

 赤毛の姉は背を伸ばして、こちらを見つめてきた。

 凛、と音がするような立ち姿である。


「コホン……あたしは、アマーリエよ。

 冒険者を生業としているわ。

 理由があって、急ぎでダイナスシティに戻らなきゃいけないの」

 

 金髪の弟もまた、親指で自らを指す。


「おれはフランツ! ねーちゃんとふたりで、

 ギルド<スターダム>を組んでいるんだぜ」

 

 へへへっ、と笑う少年。

 彼らはどちらも人間族だ。

 姉と弟というが、あまり似ていない。

 もしかしたら、血が繋がっていないのかもしれない。


 姉が怒気をはらんだ視線でこちらを睨んでいるので、

 イサギはとりあえず話を変えることにした。


「とりあえず、一緒に行くかどうかは別として……

 他のルートはどんな感じなのがあるのかな」


 すると姉のアマーリエもうなずいてくれた。


「そうね……

 ミストラルを突っ切るのは変わらないけれど、

 馬車を乗り継いでいく形になるわね」

「やっぱり、大森林を通過するのが近道なのか?」

「そりゃあね、危険は危険だけど、今は街道が通っているわけだし。

 安全に行きたい人はみんな北回りから向かうけれど」

「なるほどな……」

 

 イサギとアマーリエはうなりながら、運行表を見上げる。

 そして、同時につぶやいた。


「なら、このルートで進むべきか」

「つまり、あたしたちはこっちルートで向かうわ」


 その目はまったく同じところを見つめていた。

 気づき、視線を交わらせる。

 

「ん?」

「え?」

 

 ふたりの間にフランツが飛び込んでくる。

 彼はニッと笑う。


「結局さー、遅いルートでしらねーやつらとチンタラ一緒に行くんだったら、

 三人でお金を出し合って、トッキュー馬車で行ったほうがいいじゃんか!?」

 

 うっ、とアマーリエは顔をしかめる。

 彼の言うことも一理あると思ったのだろう。


「そりゃーそうだけど……」

「ダイナスシティに早く行かなきゃいけねーじゃん、ねーちゃん!」

「わかっているけど……」

 

 彼女はチラチラと値踏みするようにこちらを見やってくる。

 

「でもこの人……なんか、その、服装が怪しくない?

 黒ずくめだし、眼帯しているし……雰囲気やばげだし……

 なんか、その、日常会話できなさそうっていうか」

「ええー!? すっげーかっけーじゃん!」

「うう、あんたのセンスわかんないわよおねーちゃん……」


 いやいやと首を振るアマーリエ。

 イサギは降参するように、両手を上げた。


「……俺としては、一日でも早く到着できるのなら、

 それが一番ありがたい。おかしな真似はしないと誓おう」

「むー」

「あと、日常会話はできる。問題ない」

「……そう、なの?」

「ああ、ミスター・ラストリゾートは死んだ。

 やつは今頃、海の底で安らかに眠っているだろう」

「いや、よくわかんないけど……」

 

 アマーリエはイサギを胡乱げに眺める。


 最初に会った男が信用出来ない。それは当然だ。

 イサギとしても断られたら、きっぱりと諦めようと思っていたが。

 

 アマーリエは指さしてくる。

 彼女にも事情があるらしい。


「あんた、その、イサくんて言ったね。

 ど、どうしてダイナスシティに行かなきゃいけないのよ。

 わけを言いなさいよ、わけを。納得したら、一緒に行ってあげるわよ」

「ねーちゃん、

 人のプライベートに口出しするのはあんまりよくないぜー?」

「元はといえばアンタが……!!」

 

 ぐぐぐぐ、と拳を握るアマーリエ。

 それから、より強い敵意の眼差しをこちらに向けてくる。


「いいでしょ! 一ヶ月半よ!? 一ヶ月半!

 ずーっと一緒なのよ! もしなにかあったらどう責任取ってもらうのよ!

 それくらい問いただす権利があたしにはあるはずでしょー!?

 でしょー!? ええー!?」

「いや、うん、あると思う。

 思うよ。間違いない」

 

 アマーリエに詰め寄られて、イサギは手放しで賛成した。

 それから、眼帯の上から左目を撫でる。

 なんて言うべきか。


「そうだな。俺は、戦争を止めるために行くんだ。

 かつての友に会いに、さ」

「……は、はあ?」

 

 そういうリアクションにはもはや慣れつつあった。

 イサギは構わず続ける。


「俺がダイナスシティに行けば、

 死ぬかもしれない人物が、死なずに済むかもしれないんだ。

 そのために……俺は、行かなければならない」

「……なんなのよ、それ」

 

 アマーリエは、じーっとこちらを見つめてくる。

 その傍らで、なにやらフランツは手を重ね合わせていた。


「か、かかかかっけーー……!」

 

 目を輝かせているような気がする。

 気のせいだ。放っておこう。

 

 アマーリエはやはりしばらく頭を抱えていたが……

 やがて、観念したように人差し指を立てた。


「……いい? お互い、余計に関わったりはしない。

 あくまでも道中を一緒に行くだけよ」

「信用してくれるのか?」


 少し驚いて聞き返す。

 アマーリエは少しだけ目を伏せる。


「……フラちゃんがここまで言っているんだから、

 きっと悪い人じゃないんでしょ……多分……全然、信用ないけど……」

 

 フランツはへへへっと笑いながら楽しそうだ。

 弟に甘い姉のようだ。

 そんな理由で物事を決めないほうが良い、と思わずアドバイスしたくなるが、

 イサギは黙っていた。


「でもね、もしなにかあったら……」

 

 アマーリエはおもむろに抜刀した。

 そのブロードソードは少女が持つには無骨で、まるで屈強な戦士の持つ剣のようだ。


「あたしはB-級冒険者。この子もこう見えてC級冒険者。

 並の騎士でもあたしたちには敵わないわ。

 ……みょ、妙な気は、起こさないことね」


 なるほど。冒険者としての腕にも伺える。

 よく知らないが、彼女ぐらいの年でB級というのは珍しいのだろう。

 イサギは一も二もなく首を縦に振った。


「オーケイオーケイ。助かるよ」

「……そ、それならいいわ。

 一緒に、行こうじゃないの……」

 

 スチャリと剣を鞘にしまうアマーリエ。

 手を腰の後ろで組みながら、フランツはにやにやとしていた。


「なーんだか、面白いことになりそうだなー」


 

 

 

 トッキュー馬車に申し込みをしたのはつい先程なのだが、

 三人はほとんど待たされることなく、馬車に乗り込んでいた。

 

 さすが冒険者カードの威力はすごいな、とイサギは思う。

 それだけアルバリススにとって冒険者という存在が大事で、

 さらに社会的信用も得られ、根づいているということの証明だ。

 

 バリーズドはうまくやったのだろう。

 少なくとも人間社会の中にいると、そう思わざるをえない。

 

 しかしそれは、他種族を蹴落とした上での人間族の安寧だ。

 カースト上位の存在ならば、居心地が良いに決まっている。

 そんなことを思う。

 

 だめだ。ひとりでいると暗いことばかり考えてしまう。

 イサギは腕を組みながら窓を眺める。


 さすがは冒険者ギルドが運営する馬車だ。

 凄まじい勢いで景色が流れてゆく。

 

(……なんか、自動車みたいだな、これ)

 

 舗装された街道を全力でぶっ飛ばしている。

 行き交う旅人や村人を轢いたりしないのだろうか。

 かなり心配だが、冒険者ギルドのやることだ。

 きっと何らかの安全装置はセットされているはずである。

 ……そう信じることにしよう。

 

 乗っているだけで罪悪感を覚えるとは、罪な乗り物である。

 

 一方、斜め向かいでギリギリまで距離を離しているのはアマーリエ。

 イサギとアマーリエの間を塞ぐように、フランツが座っている。

 

「なー、ねーちゃん、それでなー」

「うう、ごめんフラちゃん、ちょっと黙ってて……

 おねーちゃんちょっと具合が……うう……」

「それでさー、こないだなー、クエストのときなー」

「ううう……」

 

 わいわいと騒いでいるフランツから顔を背けているアマーリエ。

 顔が青いし、気分が悪いようだ。

 

「えーと」

「……な、なによ……」

 

 口を開くと、ぎろりと睨まれた。

 この期に及んで、気丈な子だ。

 いや、冒険者としては正しい心構えだろう。


「俺、一応治癒術が使えるんだけどさ。

 もし良かったらどうかな。

 少しは気分が楽になると思うぞ」

「はあ……?

 そ、そんな、あたしに恩を売ってどうしようって……

 ……う」

 

 アマーリエは口を押さえる。

 しばらくドキドキしながら待つ。

 どうやら波は去ったようだ。

 彼女は頭を下げながら、口を開いた。


「……お、お願い、します……」

 

 背に腹は代えられないと思ったのだろう。

 うなずきながら、イサギは彼女の正面に座った。


「ま、完治するわけじゃなくて、

 あくまでもちょっとマシになる程度だからな……」

 

 治癒術を使うのは久しぶりだ。

 魔王城でリミノや廉造に唱えていた以来のことか。

 コードを編み、法術を唱える。


 ふんわりとした光がアマーリエの頭に触れると、

 彼女は眉間のシワをほんの少しだけ緩めたようだ。

 

 それを見ていたフランツが、「おおー」と手を叩く。


「すごいすごい、にーさん術師なんだな。

 しかもそれなのに冒険者じゃないなんて、これ掘り出し物じゃねーか?

 なあなあ、ねーちゃんねーちゃん、どう、どう?

 このにーさん、おれたちのギルドに誘っちゃったりしねー?」

「……ぜったいやだ……」

 

 蒼白の顔で首を振るアマーリエ。

 まあ、誘われたところでイサギも困る。

 丁重にお断りをしておく。


 とりあえずその日イサギは、暇さえあれば治癒術を唱えてあげていた。


「……うう、助かります……」

「まあ、うん。ゆっくり休んでくれ」


 アマーリエの剣呑な態度は少しだけ柔らかくなった……と、思う。

 

 

 

 

 トッキュー馬車の速度は凄まじく、たった一日で近隣の村へと到着する。

 そこでまた、一悶着が起きた。

 

「どうして部屋が同じなの!? 意味分かんない! サービスの一環でしょ!?

 宿が同じなのは百歩譲って許すわよ! 冒険者ギルドの提携だしね!?

 でもなんで同じ部屋!? わかんない! わかんないわー!」

 

 うきいいい、と髪を振り乱すアマーリエ。

 

「まー、もー諦めなよー。ねーちゃんー。

 ふぁー、ひさびさのベッド、きっもちいぃーぜー」

 

 フランツはベッドに飛び込んで幸せそうな笑顔だ。

 この姉弟はなんて真逆な性格をしているのだろう、とイサギは思う。

 

 宿は悪くない。ベッドが四つあり、調度品もそれなり。

 トッキュー馬車などを使うのは、富裕層ばかりなのだろう。

 その彼らに見合うとは思えないが、精一杯頑張っている部屋だ。

 

「うううううううううう……

 あたしにもフラちゃんの百分の一の神経の図太さがあったらぁ……」

 

 赤毛の姉は、金髪の弟を睨んで下唇を噛む。

 恐らく彼女が特別に神経質なわけではないのだろう。

 きっと普通の感覚のはずだ。

 同情もしてしまう。

 

「あのさ、アマーリエさ」

「な、なによっ!」


 キッと睨まれる。

 ようやくわかった。彼女はその威嚇を素でやっている。

 普段から目つきが悪いようだ。


 せめて落ち着かせようと、曖昧な笑みを浮かべる。


「良かったら、俺だけ別に部屋を取ろうか?

 馬車代を折半したから、それぐらいのお金は余っているしさ」

「……な、なんでそういうこと言うのよっ!」

「いやそこまで嫌がられているから……」

「べ、別に嫌がっているわけじゃないでしょ!

 ただあたしは世の中の納得いかないことに納得いかないって言っているだけで!」

「はあ」

 

 そのふたつの違いがよくわからない。

 怒鳴り声の中、スヤスヤと眠るフランツは幸せそうだ。

 

「あ、あたしを見くびらないでよね、イサくん!」

 

 彼女はこちらを指さしてくる。

 どうやらそれがアマーリエの癖のようだ。


「あたしは嫌なことを嫌だからやらないなんていう、ワガママ女と違うのよ!

 それがどんなに辛いことでも、必要ならばやってみせるわ!

 冒険者として頂点を目指すと決めたその日からね! 舐めないでよ!」

 

 どこからどう見てもワガママ女の印象しか受けなかったが。

 イサギは黙っていた。沈黙は常に金だ。

 

「このアマーリエ、正義を貫き、信義を守る!

 間違ったことは許さないし、悪党には決して屈しない!

 それがこのあたしよ!

 あなたひとりだけ別の部屋なんて許さないわ!

 そしたらあたしだって別の部屋を取るわよ!」

「お、おう」

 

 見得を切られて、イサギはうなずくしかない。

 清々しいほどの宣言だ。


「なんというか、

 ……お前、ある意味カッコイイな」


 思わずそうつぶやくと、彼女は少しだけ鼻白んだ。

 だがすぐに口の端に笑みを浮かべる。


「ふふ、ふふふ、そうでしょう。わかっているわよ。

 近頃は腑抜けた冒険者も多いけれどね。

 あたしだけは違うもの。つまり、覚悟が違うの。

 だから安心してここに寝なさいよ」

「なるほど、わかった」

 

 イサギは納得して、首肯する。

 

 警戒心が強いのも、これまでの経験からなのだろう。

 この世界で女が生きていくのは大変だ。

 それも、年下の弟を守りながら、なのだ。

 なかなか見上げたものじゃないか。

 

 と、外套を脱いで端のベッドに潜り込もうとしたところ。

 アマーリエはいそいそと部屋から出て行こうとしていた。


「あ、アマーリエ?」

「だ、だから、あたしは別の部屋を取るから、

 あんたはここでしっかり休みなさいよね……」

「おい待て待て」

 

 カッコイイのか悪いのか。


 アマーリエを説得し、三人は同じ部屋で眠ることになったのだが……


 結局、赤毛の姉は一晩中起きていて、

 あくびを噛み殺しながら馬車に揺られ続けていたのであった。

 

 

 

 

 そしてその日。つまりハウリングポートを出て、二日目のことだ。


 トッキュー馬車が急停止したかと思うと、

 ボックスの中に乗っていたイサギたちは揉みくちゃに転がった。


「え、ちょ、なに!?」

「ひゃー!」

「うおう」

 

 下手したら骨を折っていたところだったが、

 さすがは三人は剣士。とっさに受け身を取って難を逃れた。


「なんだ!?」


 イサギはいち早く馬車のドアを開けて外を見た。

 

 まるで街道を塞ぐように巨大な丸太が倒されている。

 道幅は狭く、周囲は森。迂回して回れるようなところではない。

 

 御者が叫ぶ。


「何者かに囲まれているようです!

 お気をつけください!」

 

 普通は護衛を雇うのだが、三人は少しでも料金を浮かせるために断ったのだった。

 というわけで、自らの身は自ら守らなければならない。


「はあああ!? な、なんなのよ!

 冒険者がせっかく開拓した道をこんな風にしてきたやつ出てきなさいよ!

 人様に迷惑をかけるような山賊なんてこのあたしが成敗してうぇぇぇぇぇぇぇ……」

 

 怒鳴り声のその途中、

 彼女は馬車の外で地面に突っ伏した。

 

 徹夜明けに、さらに馬車に揺られて、

 もう完全に乗り物酔いが行き着くところまで行っちゃった感じだ。

 

「ね、ねーちゃん!? だいじょーぶか!?」

 

 フランツがアマーリエの心配をするが……

 どうやらそんな暇はなさそうだ。


「ううむ」

 

 姉弟のコントを眺めていたイサギは、

 馬車のボックスの上に立ち、辺りを見回す。

 

 十や二十ではきかない。

 少なくとも三十。それだけの数が森に潜んでいる。

 先ほどアマーリエが言った通り、徒党を組んだ山賊か。

 街道沿いに張っていたのだろう。

 

 イサギは腕を組み、つぶやく。


「……めんどくせえな」

 

 それは心からの正直な気持ちだった。

 

 

 

イサギ:黒ずくめだし眼帯しているし雰囲気やばげだし、日常会話できなさそうに見られる。本編の主人公である。


アマーリエ:ノーと言えるアルバリスス人。ただし弟には甘い。生まれついでのツッコミ属性。

フランツ:面白いことが好き。中学二年生相当(13才)なので、今はまだイサギがカッコ良く見える年頃。

 

 

謎の山賊団:特に見せ場もなく明日死ぬだろうと思っている人が大半である中、果たして彼らは意地を見せられるのか。5-3『元勇者、一蹴する』。乞うご期待。

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