中学(暗闇)
中3になると、学校が嫌になってきた。
ってか勉強が嫌いになった。
大学の進路志望シート的なものが配られ、書かされる。
みんな、また受験体制に入る。
高校は上がるだけだけど、理系か文系か分かれていく。
私は文系でも理系でもない。
これっといって得意な教科もなく…。。
嫌いな教科は英語くらい。
とりあえず、六大学書いといた気がする。
嵐の翔君が、慶應生って聞いたから、第一志望は慶應って書いた。
3者面談・2者面談もした。
結果…とりあえず国立系に進学した方が、私立の文系にも理系にも転がるっという事だった。
この時期、家庭の中は荒れていく。
家に帰りたくなくて、よく遠回り、途中下車して帰った。
門限はないから、母に連絡すればOKな家だった。
母は、束縛されて育ったから、子供には束縛したくない!!っと言って信頼・信用してくれてた。
地元の友達は、高校受験の真っ最中なので、よく一人で図書館や東京に買い物に行った。
図書館で読んで物は雑学ばかりだけど、逃避したかった。
家に帰れば、毎晩酔ってギターを弾きながら、母に暴言を吐く父がいる。
金曜日・土曜日の夜は最悪だ。
酔って、散々暴言を吐き、ネオン街に行く。。
私達姉・弟は瞬時に、財布とキーケイスを隠すチームプレイ的なのもが出来上がっていた。
小さい時は、父親の足にしがみ付き、行かないでっと泣いて過ごした時もある。
それが、物心ついたことからの日常。
5月の連休は最悪に、鬱に入り夏休み中はハイになる。
また、秋口鬱になる。まさしく、躁鬱。
母は病院を探して、父に勧めても拒む。むしろ逆上する。。
母は難聴になってしまった。。
父親の両親も昔からだと言って、相手にしてくれない。
父親の兄弟については、問題外。
基本、父は外面はいい子ちゃんなので、厄介だった。
両親の前ではあまり、暴れないし、暴言も吐かない。
父の昔からの友達が、手遅れになる前に病院に行けっと、父に説得してくれた。
父親には二人に兄がいる。
長男は、問題外。次男がやっと気づき、説得してくれた。
身内が信じてくれないのは一番辛い。
暴れている様子をビデオテープで、観てもらおうか考えた事のある。
家族の葛藤は続いた。
この時、私は『普通の家庭が欲しい』だった気がする。。