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100てぇてぇ『年末特別配信・ワルナイ2nd・【ワルプルギスの夜】』

今日は挑戦として、0時から大体2時間毎に更新して、24時間配信風でお届けしています!

通算100話目!

静かな森の中


空には夜が広がる


そして、星が浮かんでいる


23個浮かんだその光は、一つずつ人の姿に、いや、魔女の姿に変わっていく。


ワルプルギスの夜のクライマックス


魔女たちの歌と踊りが始まる。



ひと際大きな光、高松うてめが降り立ち、女神の微笑みを向け歌い始める。



― ♪真っ暗な箱の中で俯く私 生まれた光 その先に居たのは君でした ―



うてめ様から放たれる光は神野ツノと結ばれ、神野ツノが歌を紡ぐ。



― ♪分かり合えず諦めちゃった私 同じ言葉のはずなのに どうして刃のように振り回すの ―



ツノ様からみるるさんに。みるるさんからミライさんに。ミライさんからクレアさんへ光が繋がっていく。



― ♪夢を追いかけて否定された私 追った事もないはずなのに どうして分かったように語れるの ―



― ♪化け物と呼ばれ泣いてた私  少し違っているだけなのに どうしてそんなに笑ってるの ―



― ♪嫉妬されて疎まれた私    必死に努力しただけなのに どうして悪く言われちゃうの ―



そして、光はさなぎちゃんの元に。



― ♪いじめられて逃げ出した私  悪い事なんてしてないのに どうして逃げなきゃいけないの ―



ワルプルギスのメンバーにもそれぞれ色んな物語が、思い出が、夢がある。

そして、ファンのみんなにも。それを叶えるために此処でつながった。


引きこもり、そして、Vtuber高松うてめに出会い、Vtubeとなった十川さなぎが声を震わせ熱唱している。そして、さなぎちゃんから光の蝶が生まれ、ステージを飛び回り光の鱗粉を振りまいている。



― ♪闇に閉じ込められた私 それでも必死にもがき続けた ―

― ♪光が差し込んだその時 私と君の世界が繋がる ―



星と星が繋がり、星座が生まれ、物語となるように。

メンバー同士の光、ワルメンとファンの光、ファン同士の光それぞれで物語が生まれる。

尊い、いや、てぇてぇ物語が。


死んだように生きていた尾根マリネはゲームと出会い、配信と出会い、Vtuberとなった。

そして、自由になれた。マリネが手を振ると妖精が現れみんなと一緒に舞い踊り始める。



― ♪そして、私は魔女になった 君が求めてくれたから ―

― ♪痛かった傷も悲しい涙も震える拳もヤな思い出も 全部魔法に変えられるんだ ―

― ♪誰かに元気を笑顔を勇気を喜びを幸せを 全部魔法であげちゃうんだ ―



誰にだって歴史が物語がある。そして、それはこれからも。

ノエさんが、ガガが、そーだが、みんなが、そして、ワカナさんが目を輝かせて声を届けようとしている。そして、彼女達の個性が集まってステージが唯一無二の世界に変わっていく。



― ♪古ぼけた魔女も  異形の化け物も 疎まれた強者も  何か欠けた者も ―

― ♪未熟な弱者も   主役になれる 誰だって君だって主役になれるんだよ! ―



コメントが光となりどんどんとステージに集まり輝かせ、

そして、魔女たちの衣装を彩っていく。

これが俺達の魔法!!!



― ♪耳を澄ませば ほらね聞こえてくるでしょ 勇気があれば みんな魔法使えるんだよ ―



ワカナさん、聞こえてますか!? みんな、聞こえているか!? 俺達の叫びを!

貴方達を讃える声が! 応援する声が! 感謝の言葉が! 届け! 力に変われ!


きっと伝わっている。だって、あんなに彼女は笑っているから。



― ♪叫べ!!! 新しい自分の魂の声を  咲かせ!!! 新しい私の心の花を ―



星座のように繋がり生まれる魔法。それがきっと俺達の運命を変えてくれるんだ。



― ♪声が届き 心に触れれば ほら物語の始まりさ ―



それはきっと、これからも、ずっと。


Vtuberの魔法は終わらない。


俺はそれを支え続ける。これからもずっとずっと。

俺なりの魔法(ことば)を送り続ける。



― ♪君のストーリー 私のストーリー さあ主人公は私と君 ―





『以上、ワルプルギスの夜でした。みんな来年もたかまつていきましょう! それでは』

『『『『『『『『『『『よいお年を!』』』』』』』』』

お読み下さりありがとうございました!

また、来年もよろしくお願いいたします!

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後まで飛んでました。 表も裏もヒーローと主人公がたくさんいて、それを支える主人公達がいて、そして、それを応援するヒーローがいて、もう最高でした。 泣きながら、完走しました。 100まで完…
[一言] 8888888888888888888888 v関連の物語なら、拍手はこれかな?
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