第四節 神様なんてーの?
お待たせしました。亀の歩みながら4話投稿です。いやあんまり進まなかったけど今日は書き進められて、きりがいいとこまでかけたので。1500文字まで書いて2つに分けることにしたので前編をともかく投稿します
「じゃぁまず、お互い自己紹介をしようか?」
話をきちんと聞く事にしたので仕切り直しである。
お互い名前すら知らないのだ。
「はい、自己紹介ですね。しましょう」
天使な神様少女はとても元気に承諾してくれた
「じゃぁ俺からするわ。俺の名前は織部 宵路。
宵路とでも呼んでくれ。」
「はい、よみちさんですね。
えっとですね。私の名前は三月 弥生といいます。
人の物語の神様をしています。よろしくお願いしますね」
「うん、まぁよろしく」
正直、よろしくされるのは気が進まないけど
よろしく返しをしておいた
「それでだ三月さん・・・結局”いい”物語ってどんなやつなの?」
謎が謎を呼び謎しかないのだ
「これから物語の神様である私がじっくりお教えしましょう。あと私のことは弥生でいいですよ」
「じゃぁ呼称は弥生さんということで」
「はい」
弥生さんは非常に楽しそうだ。
対照的にこちらはどんよりしている。
「じゃぁ弥生さんや、さっそく質問があるのだけど」
「はいー。よみちさんどーぞ」
「弥生さんは本当に神様?」
今一番聞きたいこと、いやこれだけは聞いておかなければならない。
いままでスルーしてきたけど。やっぱり声に出して聞いておかなければなるまい。
「はい。もちろんですー」
まぶしい笑顔だ。
「月並みだけど証拠の提示を要求する」
まぁ、神か神じゃ無いかの存在証明的なのは古今東西数え切れない位されている事だろう。
「なるほど証拠ですかぁ。うーん私は物語の神様ゆえ物理的なのはそんなに得意じゃ無いのですよ。
なんか分かりやすい物理現象が欲しいのですよね?」
「そうだけど。物理現象的に証拠って示せないなら情報とか?未来予知?」
「未来なんてそんなもの知らんですよ・・・。
そんな能力あったら物語の続き読み放題じゃないですか!?。
むむ、それはそれでよだれが出そうなくらい欲しい能力ですね。じゅるり」
弥生さんはまるで好物の食べ物が目の前でもあるような顔をしていた。
「えぇ・・・。じゃぁ何ができるの?神様なのでは?」
「出来ることはもちろんあります。
うーん。でもまぁ、ぶっちゃけ私が神であるかどうかは特に重要なことではないのですよ」
「ええ!!??神様を名乗っておいて神であるかどうかは重要では無いの!?」
「はい!。もちろんです」
「いや、そんな元気に自己否定しないで欲しいのだけど・・・ちなみに特に重要な事って何?」
「それはよみちさんが、いい物語を書いて私が読むことです」
「あぁ・・・結構ぶれないんだ。主張」
「そもそも例え私が神様じゃ無くって、例えばそのへんのモブのモブ子さんでも同じ事なのです」
たしかに小説読むだけなら神様じゃ無くてもいいか。
あれ?神様認定要らなくね??。
頭の中で、ぐにゃーんと認識が歪んでいく実感を感じる。
「しかし、その格好でモブ子さんは絶対に無理あると思う」
頭の上にはびょんびょん輪っかに白ローブ、背中は羽である。無理。
「うーん、そうですねぇ。これは私服なのですが、ちょっと格好は一考の余地ありますかねぇ」
「私服それでいいの!?一考どころかもっと考えてくれ・・・」
「じゃぁ、格好の方は次までに別なの考えますね」
「ははー、お願いします弥生様」
それは是非に、かしこまってお願いしたい心情である。