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桜降る王国  作者: 水沢桜成
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序幕

 前提として、プロローグなようなものと思ってお読みください。

 壇上で王子と向かい合うのは花嫁にして未来の王妃、縹夏都(はなだなつ)。美麗を極める花嫁衣裳に身を包み、輝かんばかりの美貌を放つ夏都には既に王妃の貫禄が備わっていた。

 祝福、期待、羨望。様々な感情と視線に包まれる二人はまさに今人生の絶頂にいる。


 幸せそうに、ただ微笑む夏都の顔を見ながら(すぐる)は思った。人生は選択と決断の繰り返しであると。そして同時に、自分の中にある気持ち。夏都を祝う心と、それに相反する心。嫉妬と一言で言えるものではないその気持ちから確信を得る。人生に後悔はつきものであると。やり直しを、問い直しを求めずにはいられないのが人間なのだと。

 そんなことはある程度歳をとれば誰にでもわかることではあるが、こうも強く思う機会に巡り合う人間はなかなかいないだろう。しかし、それはそれ。今は祝いの時。


 周りで歓声が上がる。先祖代々への宣誓を終え。互いの永遠を誓うための儀に入ったのだ。

大きな拍手の音と、明るい笑顔に会場中が包まれる。勝も当然その中にいる。代々仕える縹家から王家に嫁ぐ女子が出たのだから当然である。

 誰よりも誇らしい気持ちで。

 誰よりも満面の笑みを浮かべて。

 誰より大きな音で拍手をする。

 誰よりも大切な人の幸せを願うために。


*   *   *


「勝。ねえ勝ってば」

 中庭の真ん中に並んで座る子供が二人。少女が隣に座る少年の袖を引っ張る。本を読んでいる少年、勝は鬱陶しいと思いながらも返事をする。しないわけにはいかない。

「なんですか、お嬢」

「えへへ、やっとこっち向いてくれた」

 ふんわりと笑う少女に、勝はきっぱりと言う。

「何の用もないなら邪魔をしないでください、お嬢。僕はこの本を明日までに読まなくてはならないんですから」

 ぐるりと体を回して勝は少女、夏都に背中を向けた。自分は将来縹家を支える立派な執事にならなくてはならないのである。そのためには日々の勉学を怠るわけにはいかない。そう自分でも思っているし、課題を達成しなければ父に厳しく叱られる。

 だけれども。静かになった、とても静かになった背中が気になってしまうのは仕方のないことだと思う。そっと振り返ると、しょんぼりとして今にも泣きそうな夏都がこちらを見ている。

(はぁ。またお嬢のせいで)

 お嬢の我儘はもう慣れっこだった。夏都の遊び相手をしろとも命じられている以上、夏都を泣かせるわけにはいかないし、何より夏都を泣かせるのは勝も嫌だった。

「お嬢、僕に提案があるのですが」

「…………なに」

「今日は広場に芸人が来るそうです。ぜひ一緒に行きたいと思うのですがどうでしょう」

 効果はてきめん。一転また笑顔になった夏都は素早く立ち上がる。

「うんっ、お父様にお許しをもらってくるわ」

 夏都は屋敷の中にかけていった。勝は手に持った本の残りの頁をぱらぱらとめくってみた。まだ残りは多そうだった。

(また徹夜かな)

 大きくため息をつく。でも、嫌じゃない。


 二人は護衛、というよりお目付け役の男を後ろに連れて家を出る。

 けれども彼の存在をまるで忘れたかのような様子で、夏都は勝の手を取って駆けだした。

「ちょ、お嬢危ないですよ」

「全然大丈夫よ。それに、急がないと前の方に座れないじゃない」

「前もそう言って転んだじゃないですか」

 口をとんがらせて、渋々夏都は走るのをやめた。

「もう、見えなくなっても知らないんだから」

 そんなことより夏都の体の方が心配だ。後ろの目付の男もやれやれとばかりに頭を振っている。

「ねえ勝」

「なんですか」

「お菓子、今日もわけっこしてね」

 芸人は公演の終わった後、子供に何種類か菓子を配る。別々のお菓子をもらって、二人で交換して楽しむのが習慣だった。そうすれば色々なお菓子を食べられる、以前そう勝が教えたのだ。

「ええ、いいですよ」

 夏都はいつものふんわりとした笑顔を浮かべる。

「ありがとう、大好きよ勝」


*   *   *


 実に見事な仕立ての服なのだが、夏都はどこか不満げだった。

「ね、勝。やっぱりちょっと派手だと思うのよね」

「確かに少し明る過ぎるような気もしますが」

「そうよね」

「話は最後まで聞いてください。明る過ぎるような気はしますが、それは今は日が出ているからです。祭は夜遅くまで行われるのですから、多少薄暗い中でも映えるように仕立屋が計算しているのです」

 極々当たり前のことなのだが、「へえ、すごいのね」などと言いながら夏都は頷いている。

 この一年で急に身長が伸びた夏都は、季節ごとに服を新調。そのたびに殆どを勝に着て見せて、ああでもないこうでもないを繰り返しているのだ。

 そうして今は来週の祭に向けて作った正装を試しに着ているところだった。朱に花柄の服は、活発な質の夏都によく似合っている。

 素材がいいからと仕立屋が張り切って作っていることもあるが、勝に言わせれば、どんな服でも夏都が着れば映えるというものだった。もちろん本人に言ったことはない。当然である。幼少のころならいざ知らず、成長した今そんなことを言うのは憚られる。

「勝、私に似合ってると思う」

 大きく頷いた。

「ええ、よくお似合いですよ」

「……可愛いと思う」

「今のお嬢を見て可愛くない、なんていう人は国中、いえ、世界中を探したっていませんよ」

 勝としては褒めちぎったつもりだったのだが、夏都はぶすっとした顔をする。ご機嫌を損ねたらしい。

「あの、お嬢。いかがされました」

 恐る恐る尋ねると夏都はずいずいと近づいてきて、勝の顔に指を突き付けた。

「あのね、私はそういうことを聞いてるんじゃないの」

 上半身をのけぞらせてそれを回避した勝は再度尋ねる。

「と、申しますと」

 夏都は腕をぱたりと下げて、大きくため息をついた。「なんでこんなことも言わなきゃわかんないのよ」と小声で言うのが聞こえる。

 首を傾げていると、夏都はうんうんと唸った後に、うつむきながら呟くように言う。

「……の」

 小さすぎて聞こえない。

「なんですか」

 と、がばっと顔を上げて顔を真っ赤にした夏都は

「勝が可愛いって思うかを聞いてるのよ。ほかの人の言うことなんて聞いてないの」

そう怒鳴った。

(な、何を)

 聞いているんだ、お嬢は。

 頭が真っ白になりつつも、怒り心頭といった様子の夏都の顔を見て、急いで考えをまとめて口を開く。

「そ、そのですね。そんなことは当然と言いますか、自分などが申しあげるもないと思いますが」

「いいから答えなさいよ、命令」

 怒気を強めた夏都がさらに詰めよって二人の顔は触れ合ってしまいそうなくらい近づいた。

「はっはい」

 自分は一介の使用人である。主人に対してこんな発言をするのは相応しくない、あるまじき行為で。自分の想いを口にするなんてことは許されない。

「その、ですね」

 だけど、これは命令だから仕方なくて、そう仕方ないのだ。

 勝はすっかり乾いた唇をなめ、夏都はひそかに息を呑んだ。

「……可愛いと、思います。世界一、誰よりも」

 時が止まったかのように、部屋は静けさに包まれた。窓の外で木の枝が揺れ、どこかで子供の泣く声がする。言ったことが、言わせたことが本当に正しかったのか。

「……」

「……」

 正確に時を刻む秒針が二週はした頃、ようやく夏都は喉の奥から声を絞り出した。

「勝、呼びつけて悪かったわね。元の業務に戻って頂戴」

 長年油を差していない歯車のよう動きで勝は一礼する。

「失礼、しました」

 足を運び、扉の前でもう一度礼をして勝は出て行った。


 勝の足音が遠くなって、気を張る必要がなくなって。

私はベッドにばたりと仰向けに転がった。世話係に「服に皺をつけるな」と文句を言われるだろうな、と思っても立ち上がれない。

 腕でそっと目を覆った。

 私は、勝の、主で。貴族の一員として、相応しく在らなければいけなくて。

 だから「ありがとう」の一言も言えない。

 不遜な部下の言葉を鷹揚に許すことはできても、喜ぶなんて、抱きつくなんて、ましてやあり得ない想いを口にするなんて。


*   *   *


 その知らせを聞いても、正直なところ勝は何も思わなかった。つまり夏都が王子と婚約したという知らせである。

 夏都の父親はこの婚約のために何年間も方々へ運動を続けていたし、勝も含めて使用人たちは何らかの形でその手伝いをしていた。要は今更の事だったのだ。起こるべくして起きたこれは単なる結果に過ぎないのだ。

夏都は連日、王家主催の歌会や食事会、舞踏会に参加し、ここ最近は屋敷にいることの方が少なかったくらい。王子と夏都の関係も良好であり、あとは手続きをするだけというのは縹家だけでなく、王都中の人々の知るところであった。

 筆頭執事の父から知らせを聞いた勝は、すぐに正式な公表をする準備をし、翌日のお祝いの支度を指揮する。執事として当然の業務である。

 お祝いは盛大に執り行われて、久々に顔を見せた夏都へ、勝は使用人代表として祝いの詞を送り、夏都も泣いて喜んでくれた。そう、それだけ。正しく全てを執り行った。執事となって初めての大仕事をやり遂げた達成感に包まれて、結婚式までまだたくさんある仕事を父と確認し、勝は床に就いた。

 もう疲れた、眠い。


 私はきちんと泣けただろうか。うん、泣けたはずだ。どこまでも正しく涙をこぼした。私はもう子供じゃないのだから、悲しくてなくなんてことはもうしない。

 久しぶりの自分の布団にもぐりこんでからも、私はずっとそのことを考えていた。

 当然嬉し泣きだった。王家に嫁ぐことができるなんて、この国でこれ以上の名誉はない。家のみんながそれを祝福してくれるのが嬉しくないはずがない。王子様も優しくていい人だし、王様、王妃様もみんな親切にしてくれて。嫁いでからもきちんとやっていける自信がある。

 一介の貴族の娘から、この国の王家の人間になることを改めて思う。これからは自分や家族、身の回りの人だけじゃなく、国の人たちのことを、ううん、それよりもっともっと多くの人たちの事も考えて生きていかなきゃいけない。

 そうできるだけの心と教養を、両親や家のみんなが私にきちんと与えて育ててくれた。だからきっと大丈夫。私は王子様と幸せに包まれた結婚をする。この上ない栄誉と責任が私の背にかかっていると思うと緊張と誇らしさで胸がいっぱいになる。

 なのに、だというのに。たった一人の人を想って涙が止まらないのはどうしてだろう。

 彼の顔を。目を閉じても、どれだけ涙で流しても、探している自分がいる。

 閉じ込めて、封をして、鍵をかけても。

 ああ。

「ねえ、どうしてよ」


 自分で思っていたよりもずっと疲れていたのだろう。いつのまにか寝てしまっていた。けだるい体を起こして時計を見ると、まだ午前四時。起床には二時間も早い。まだ誰も起きていないだろう。でも起きてしまった。

 勝は一度起きてしまうとなかなか寝付けない質で、もうひと眠りしようと試みてみても、やはり目は冴えていて寝ることはできなかった。

 仕方がないので服を着替える。きちんと布団を整えた後、机の片づけでもしようと思ったが、机の上はいつも通り整頓されていた。寝る前に明日の仕事に支障が出ないようにそうしておくのが大人になってからの習慣だった。

「ふむ」

 窓の外はうっすらと明るくなってきている。もうしばらくすれば気の早い鶏も鳴く時間だ。寝間着を抱えて部屋の外に出た。

 暗い階段を軽い足取りで降りていき、昨日の大騒ぎが嘘のように人気のない広間を横切って、さらに奥の戸を開けて階段を下り、まだ誰もいない厨房に向かう。

 厨房の隣にある水場の木箱に寝間着を投げ入れ、茶でも飲もうと厨房の戸を開けた。

 そのとき、上で小さく、だけれど確かに物音がした。

(誰だ)

 まさかとは思うが、泥棒や浮浪人が侵入してきたとしたら事である。百歩譲って寝ていたならまだしも、起きていたのに何もしなかったなど論外だ。

 すぐに厨房を飛び出そうとしたが、考え直す。用心して、壁に立てかけてあったほうきを持っていくことにした。なんとも心もとないが、ないよりはましだろう。

 静かに、しかし急いで階段を上り広間の扉を開いた。だが予期していたような人影はどこにも見ることができなかった。

(いや、待て)

 中庭に続く扉が小さく開いている。さっき通ったときは閉まっていたはずの扉が。つまり誰かが通ったのだ。

 ほんの一瞬、期待が胸をよぎった。もしかしたら、と。だがすぐに頭を振ってその考えは追い出した。そんなことはあるはずがない

 そもそもこんな朝早くに誰かが起きているはずがないし、もし仮にそうだったとしても何が起こるわけでもない。ただ挨拶をしてお茶か軽食でも用意して差し上げる。それだけだ。

 そんな妄想を頭の隅に捨てて駆け足で扉に近寄る。隙間から外をうかがってみるが、まだ薄暗い中庭の様子はよくわからない。

 誰もいないはずはなかった。確かにこの扉は閉まっていたのだから確実にこの先に何者かがいる。

 この先に誰がいるかわからないのは不安だが確認しなければないわけにはいかなかった。それが自分の仕事だ。ほうきを握りしめて、勝は覚悟を決める。

 せめてこの扉の向こうにいる誰かを驚かせ、ひるませるために、勢いよく扉を蹴り開けた。

「にゃあん」

 はたしてそこにいたのは一匹の黒猫だった。勝に驚いたのか、逃げてあっという間にいなくなった。

「……いや、よかったんだけどな」

 屋敷で飼っているわけではないのだが、庭や勝手口の方よく見かける猫。

 誰かがこっそりと餌を与えているのか、それとも拾い食いをしたり鼠や虫でも捕まえたりしているのか。とにかく住み着いているのだ。苦笑いをしながら、ほうきを戻してお茶を飲むために厨房に戻ろうとすると。

「何をしてるの」

 夏都が、立っていた。

「え……は。お嬢、様」

 夏都の目が自分の右手に、襤褸のほうきを握りしめた右手に注がれていることに気づいて、思わず放り投げた。

 たかが猫一匹にこんなしょぼいもので精一杯警戒していたなんて、とてもじゃないが恥ずかしくて馬鹿馬鹿しくて言えない。

「何も投げなくても」

 笑いながらほうきを足先で小突きながら、夏都は目で問いかけてくる。「で、何をしていたの」と。

「警備訓練ですよ、お嬢様」

「なによ、それ」

「いついかなる時もお屋敷を守るための訓練です」

「そんなもので」

「…………」

 我ながら下らない嘘をついた。くっくっくと笑いを抑えきれない様子の夏都は、いつもと、いや、いつかと変わらないように見えた。

「お嬢様はやめて、くすぐったいわ」

「しかし」

「命令よ」

「……では、お嬢」

「よろしい」

 頷いた夏都はそのまま勝の横を素通りし、中庭の中央に行くとそこに座り込んだ。

「こっちに来なさい、勝」

 のろのろと足を運び、勝は夏都の隣に立った。

「何ぼさっとしているの、座りなさいな」

「お嬢の隣に座るわけにはまいりません」

「なによ、主人を見下ろすなんていいご身分ね」

 いたずらっぽく微笑む夏都に、勝はもう何も言い返すまいと思った。夏都にはかなわない。隣り合って座る二人は、最初は黙りこくり、次第にぽつりぽつりと最近の話をし、最後には昔の話をした。

「勝ったら本ばっかり読んでるんだもの」

「それが必要なことだったからですよ、お嬢」

「そうかもしれないけれど、あんなに可愛い可愛い女の子に呼ばれても中々振り向かないって酷くない」

「……自分で言いますか」

「あら、勝も言ってくれたじゃない。世界一可愛いって」

「あれは、違うじゃないですか」

「何が違うのよ」

 二人で顔を見合わせて、どうしようもなくなって、笑った。何がおかしいのかもわからないままに、ただ笑った。そうして。

「ねえ、勝」

「なんですか、お嬢」

「知ってると思うけど、私結婚するのよ」

「おめでとうございます。心からお喜び申し上げます」

 なんの迷いもなくそういうと、夏都は少し寂しそうな顔をして黙りこくってしまった。先ほどまでの楽しい雰囲気は霧か霞のようにどこかへ飛んで行ってしまった。

「お嬢」

 恐る恐る声をかけると、どこか強い意志を持った声で夏都は問いかけてきた。

「もしね、もしもよ」

「はい」

「もし、私がここで『私を誘拐して、どこか遠くへ連れて行って』って命令したら、勝はどうするの」

「従いかねます」

「命令でもそうなのね」

「はい」

「……そうよね、当り前よね。それが正しいわ」


「それでも」

「え」

 思わぬ続きの言葉に、私は驚いて振り向いた。勝はこっちを向いてはくれなかったけれど、確かに言ってくれたのだ。

「自分はここにある想いを生涯捨てることはないと思います。例え全てを失っても、この身が滅びても」

 充分。ううん。充分なんてこえて、もうなんていうか。

「ありがとう、大好きよ勝」


*   *   *


 いずれその時が来るのだろうか、それは分からない。それでも。誓った言葉に嘘偽りはない。自分がどうなろうとも、この恋は燃え尽きない。それを否定するくらいならば、己が滅びるほうをこそ選ぶだろう。

 せめてその先に幸多からんことをと、切に願うばかりだった。

 まずお読みいただいたことにお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 本作はあらすじにも乗せたように『桜庭』という架空の国を舞台にした物語になっております。本筋、本編の主人公は夏都の息子や、その娘だったりします。また更にはその先の代や隣の国の話、果ては海を越えた向こうの国の話なども製作中であったり。

 また本作では和風をイメージしているのでカタカナや!のような記号は排除いたしました。今後使う予定は特にありませんが、展開次第ではといったところです。

 言い訳をしておくと、この話は一年以上前に自分で書いた話を下地にし、追加された世界観に沿うようにある程度の改稿、追加を施しましたが、基本的には当時の自分の文章のナマになっています。自分で読んでいても恥ずかしい文章力だなと、つくづく反省するばかりでありますが、まあこれはこれでいいだろうと思い上げさせていただきました。

 勝の最後のセリフがやや不穏なのは……今後のお話ということで。

 次にあげる、世界観を共有した話といたしましては、隣国の話となっております。こちらも一年前くらい(二〇一九年十一月十七日現在)に書いたものであり、つたなさも多くみられますが、よければ楽しんでいただければなと思っております。世代としては夏都の一つ下となっております。内容は再び悲恋、ですね。こればっかりは趣味なので治らない。

 少し考えてみましたが特にこれ以上書くことも思いつかないので失礼させていただきます。

 最後にもう一度、お読みいただき誠にありがとうございました。 水沢桜成

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