音の主
今日の朝学校についてから話を練って、早速続きを書きました
構成は大まかなことしか決まってないので、矛盾が起きないようにしていこうと思います
どれくらい経ったのだろう。
月並みな表現だけど、とても長い時間花を視ていたようで、ほんの数秒だったかもしれない。
ただ、僕の人生において花だけを視るということをしたことが無かったので、子供心に新鮮な感覚だ、なんて思ったりした。
この時の僕は何故か冷静過ぎた。
気持ち悪いほどに。
さて、これからどうしよう。
僕はついに現実に目を向けた。
学校のこと、クラブのこと、遊びのこと。
どれをとっても脚と眼はやはり需要だろう。
どう乗り切るのかな、なんて考えていると、ドアを叩く音がした。
ドアを見ながら、僕はしばし考える。
誰だろう。学校の先生かな、クラスメイトかな、院の人だろうか。だったら嫌だな…
あの人なら、今の僕に必要な言葉をくれるだろう。
あの人なら、今の僕に必要な何かを置いていってくれるだろう。
今の音はあの人だといいな。
僕の思考がそこに到達したのを読み取ったように、スライド式のドアが動き始めた。
僕の期待とは裏腹に、入ってきたのは2人のスーツ姿の男だった。
閲覧ありがとうございました
第四話は今日か明日に投稿する予定です
コメント等いただければ幸いです