隻眼
初投稿となります、朱咲 庚です
この作品は、keeno様のmorning hazeという曲を聴いた際に思いついた内容を、その日その日の感情に合わせて書いていきます。
なので、どのような展開になるかはイマイチ当人も理解しておりません。
投稿も不定期となりますので、気軽に読んでいただけたらな。と思っています
よろしくお願いします!
「逃げたい」
中学校生活最後の夏休みを目前に控えた7月の雨の日、君は突然言った。
「逃げたいんだ。遠くへ」
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目を覚ます。
まだ眠い身体に逆らうように、僕は上体を起こした。
今日は何曜日だろう。今は何時だろう。
カレンダーや時計を探し、部屋に目を配るが、自分の知るものは何一つない。
どうやら、僕が目を覚ましたのは病院のようだ。
何故?まだ夢の中なのか?と思いを巡らせる。
しかし、嗅覚を刺激する特有のにおいが真実だと告げる。
僕が病院にいるのは現実らしい。
ならば何か情報はないか、と僕は部屋を更に見渡した。
僅かな汚れもない白い空間に、申し訳程度に彩りを添える小さな花束。
遠近感がはっきりとしない。
ここまできて漸く、僕は自分の現状を理解する。
僕は、昨日の帰り道に左眼を潰された。
閲覧ありがとうございました
文章を書くというのは難しいですね
小学生の時は作文で選ばれるような事が多く、得意分野かと思っていたらそんなことありませんでした
少しでも文章力を身につけて、情景を想像しやすく言葉を綴って行きたいと思います…
今回のように、1話の内容は短めにします。
書き溜めとかは苦手なのです