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神ノ夕陽が落ちる前に  作者: 萌黄常磐
1/2

第1話 緑色のワタシ

毎日、毎日、何気なく生きてきて

つまらなくなってくる。

学校でも、特に何もなくて、ただ授業受けて、帰って、飯食って、風呂入って、寝て、退屈で退屈で仕方ないや。


でも、今は、ちょっと楽しい……かも





1話 緑色のワタシ


特に、何もなくて幸せだった、13年。

姉の美桜。母、父、そして私、緑。

家族4人、田舎の山の方の村で幸せに暮らしてた。

何もなくて、みんなに聞いても「幸せだね」ってよく言われた。

ある意味、それを誇っていた。

でも、とある日から何故か、母と父は、つじつまが合わなくなって

離婚。

大好きだった、姉とは離れ離れになってしまった。

美桜は、父さんのほうに引き渡されてしまった。

ここよりずっと遠い都会に引っ越すそう。

とっても、悔しくて、悲しくて、黙って涙を流してると、

「大丈夫やって!ほらほら、うちも時々父さんの目、盗んでこっそり来たるし、泣かんといてや、うちも悲しいから。」

私を傷つけないように、美桜も笑いながら泣いていた。

泣きつかれてぐしゃぐしゃになった私の楽しい楽しい暮らしは

夕日と一緒に闇夜に消えていきました。


それからと言うものの母は、壊れた人形のように気がぬけて、抜け殻になっていた。

私の方が抜け殻になりたいのに……

それから私は、全ての家事をこなすようになりました。

母は、酒を飲んでは私を怒鳴りつけた。

あの優しい微笑みを浮かべた母はどこへ行ったのか……

私は黙って耐えました。

怒ったって

泣いたって

変わることは何にもないんだ。

そして、毎日1日が終わる。

不安がよぎる

月1の仕送りまでに、貯金は足りるかな

高校には行けないのかな

友達にも会えないのかな

美桜にだって会えることはもう無いのかな

母は、このままいくと死んじゃうのかな

あぁ、悔しい

あぁ、あの頃に……

寝床で涙を流して眠る。

そして次の日、また次の日、そして1ヶ月……

それからついに母は、私に手を出した

散々私を殴り倒し、その後泣いて謝る母。

私も、抜け殻同然。

私は、緑色と同じ

渋々と深く深く染まる緑色だ。

日には、もう映えれない。


続く

えー。ども常磐です。(。・ω・)ノ

この度は第二作品目

神ノ夕陽が落ちる前に

をご覧頂き誠にありがとうございます。

これは、えー私のオリキャラさん達の物語です。

主人公は5人ほど(^ω^;);););)

随分昔からねりにねった作品です。

悪魔の扉が終わってから書く予定だったのですが

待ちきれなかったっす┏( .-. ┏ ) ┓

今回は、最後にズドンと、落としましたが

彼女は最終的にどうなるのかをお楽しみ頂ければ幸いです。


次回 第2話 夜空とキオク


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