再会の日
入学したひのことだった
VR容姿設定では種族の選択できるが魔法属性・職業は、選ぶことができないだから初期装備で自分の職業 色で魔法属性が分かるようになっていた。
赤が火
青が水
銀が鉄
黄が土
緑が木
を
司っている。
白の光は、女性しかいない。
そして黒は闇
この色は男にしか出ないものだと聞いていた。
私は女だ。
だから私にこの色が出るはずがない
しかも巫女は、女性しかなれない。
だから性別間違い入力ではないはずだ。
そう考えてる時だった。
[あれ?奏音ちゃん?]
『だれ?』
[俺だよ俺!昔近所に住んでた武井勝だよ覚えてる?]
『えっ?まじっでほんとに?勝ちゃんなの?本当にしぶりだね~』
ここでは容姿が変わる
だから知り合いでも気付かない事が多い。
だからこういうことは珍しい。
まあ豆知識くらいに思ってくれればいい。
[あっそっか~9万9999にん目のユーザーって柚木ちゃんだったんだね~おめでとう!]
『へ?何それ?』
[あれ?知らんの?9万9999人目のユーザには特別に異性色をもらえるイベントしてたの]
『うん知らなかった。そういえば翔ちゃんは元気?』
「元気だぜ(笑)」
『わっびっびっくりした!』
「久しぶりだな、三人そろうの」
『そうだね~えっと私がアメリカいってからだから三年ぶりだね』
[そういえばここにいるってことは、俺らと一緒で戮山高校VRゲームプレイヤー科リズナクトコースに入学したん?]
『うんそうだよ』
「マジで!?嬉しいな」
戮山高校には
普通科とVRゲームプレイヤー科の123コース
そして支援高校科
の3つの科がある。
私たち三人が入学したのはVRゲームプレイヤー科のリズナクトコース
このリズナクトコースは、世界最大級の仮想世界リズナクトを舞台に冒険する学科だ。
このコースは今年出来たばかりで
三人しか生徒がいないと聞いていた。
まさか幼い頃家が両隣だった彼らが
同じ学科だっていうことを全くかんがえてなかった。
まあそれはおいておこう
これから一ヶ月さきにおこる
世界を揺るがす大事件のひまで。