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夏生詩集

作者: 夏生

あの子が楽しそうに

こっちにむかって走ってきて

うれしくてうれしくて


身体が舞い上がって

あのビルより高いところまで

軽く軽く飛んでって


さあ、おいで!


ヒーロー気取りで

あの子と手を繋いで

空、平泳ぎ

気持ちよくって気持ちよくって

歌、うたって


変な風が吹いて、身体が急降下

したら、目が覚めて

早まった鼓動だけ夢と同じで


あの子に会いたくて会いたくて

手を伸ばしたけれど

虚しく空を掴むだけ


あの子のやわらかな手の

ぬくもりは風が勝手に

持ってった










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