第三章ー2
ギルドまでの道中この世界のことをいろいろ聞いた。
まず属性のこと、基本は火・風・水・氷・雷の5属性らしい。
希少属性に、闇・光・時・創造などがあるらしい。
この属性はギルドでわかるようだ。俺は創造だけどね。
あと、属性は基本一人一つ、稀に二つもてるらしい。三つ以上持っているのは魔王だけみたいだ。
そして姿について、俺は狐の獣人の中でも、数の少ない黒狐の種族らしい。
女の子になって身長が変わったせいで、若干感覚がおかしいが、まぁこれといっておかしなところはない。
と、説明していたらギルドについた。
「ギルド名、ローレライ・・・歌姫か」
「あぁ、この町で一番レベルの高いギルドだから、頑張ってね」
「ほほぅ、面白い」
「とりあえず私は戻るね、上官うるさいし」
「ここまでありがとな」
このときルナサは見た。
狐耳が生えた天使を。
「!?・・・・あ、ああぁ、うん、どういたしまして!またね」
そういって走り去ってしまったルナサを見て、椛は、なんかあわててたなぁという感想を抱いていた。
つまり無意識です。
「まあいいや、とりあえず入ろう」
そう言い、門を‘蹴破った’。
「頼もう!」
周囲がざわつく中、受付嬢らしき人がゆっくり歩いてくる。
そして一言。
「泣かされたいのか?」
周りの空気の温度が下がった気がした、いや、たぶんこれは気のせいではない。
「いや・・・これはただやってみたかっただけだ」
「そう・・・さっき頼もうって言ってたわよね?何か用事?」
「ギルドの登録をしたいんだ」
受付嬢は、椛をじっくりと観察して
「合格」
「・・・え?試験とかないの?」
「あなたの全身からあふれる魔力、才能を私の目で‘視た’結果、試験するまでもなく合格よ」
「そっか、とくわからんが、ありがとな」
「どういたしまして、目測SSランクだけど、属性だけ見えなかったから魔力の正確な量といっしょに、測ってくれる?」
「わかった、でもどうやって?」
「これに魔力を流して頂戴」
そういって水晶らしきものを取り出した。
「わかった」
そう言って椛が魔力を流す。すると、水晶が様々な色に光はじめ、粉々に砕け散った。
「全属性!?魔力量10億オーバー!?」
「俺全属性使えるのか・・・10億ってすごいの?」
「すごいどころの話じゃないわよ、魔王ですら魔力量5億と言われてるのよ!?あなた何者!?」
「そんなに多いのか、俺最強じゃん」
「・・・えぇそうね、あなたが現段階で世界最強でしょうね、ちょっとマスターに報告するからついてきて」
「はーい」
案内されたのは、古びた扉の目の前だった。
「・・・ここに入るのか?」
「そうよ、早く入って
「お、おう・・・」
古びた扉を開けると、スーツを着たおじさんが立っていた。
「こんにちは、よくきたね椛君、君の噂は聞いているよ」
「え・・・誰に?」
「んー強いて言うなら、風かな」
「はぁ・・・」
「ところで椛君、君は全属性持ちで魔力量が10億以上らしいね」
「そうみたいですね」
「今のギルドカードはSSSランクまでしかないが、SSSよりも桁違いに強い君のためにXXXランクを作りたいのだが、それには王様の許可が要る」
「つまり、城まで同行しろと?」
「ご名答、ついてきてくれるね?」
「はい、城まではどうやって?」
「こうやってさ『転移』」
次の瞬間俺は城の目の前にいた。




