第三章
「・・んっ・・・・・ここがエターナルなのか・・・」
とりあえず自分の姿を確認した椛は驚愕した。
なんと、女の子になっていたのだ。
おまけに黒い耳や尻尾もついている。
おそらく、狐の獣人になったのだろう。
「いやいやいや、ありえんでしょ・・・なんでやねん・・・」
ツッコミつつもう一度姿を確認し、諦めた。
「・・・・とりあえずあの町を目指すか・・・」
椛の視界の片隅に、城壁のようなものが見えていた。
「目測50kmってとこか」
椛は、腕まくりをしながら準備を整え
「GO!」
の掛け声とともに、50mkの距離を‘一瞬で’走り抜けた。
「おぉ、体が軽いな、あいつ意外といい仕事したな」
「お、おまえ!どこから現れた!?」
門の中から兵士らしき人が出てきた。
「ん?いや、普通に正面から走ってですけど」
「走って!?嘘をつくな!そんな速度で走れる人間なんかー」
刹那、椛はその兵士の後ろに回りこんでいた。
「これで信じてもらえたか?」
「なに!?おまえ何者だ!?」
「いやー・・・身分証とかないんだけど、通してもらえない?」
「身分証がない?ギルドには入っていないのか?」
「まぁ、いろいろ事情があってね」
「まぁいい、ギルドまで兵士が同行するが構わんか?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「そうか、おい!ルナサ!この者にギルドまで同行しろ!」
うーい、だるそうな返事とともに若い女の人がでてきた。
「ん!?めっちゃ可愛いんですけど!この子持ち帰りいいすか!?」
「だめに決まっているだろう、案内は任せたぞ」
「ちっ・・・・・まったくひどいよねぇ、人使い荒いしさぁ」
「はぁ・・・」
「あ、自己紹介が遅れたね、私はルナサ・テイン、ルナって呼んでね」
「俺は椛だ、よろしく」
「モミジ?変わった名前だね、まぁいいや、よろしく、じゃあとりあえず行こうか」




