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01 落下する変数

初めて小説を書きます!

最後まで読んでもらえると幸いです。

毎日22時頃に投稿します。

その日は、特に変わったこともない、普通の日だった。

授業を終え、部活にも入っていない俺は、教室で友達と別れ、いつも通りの道を歩いて帰っていた。


太陽は沈みかけ、商店街の明かりが足元を照らす。

俺はぼんやりと足先を見つめながら、今日読むラノベを何にしようか考えていた。


十字路の角を曲がろうとした、その瞬間――。

足元のアスファルトが波打ち、空が逆さに広がった。

視界が真っ暗になる。


しばらくして目を開けると、体が宙に浮いているような感覚があった。

夢…?

いや、実際に浮いている……?

もしかして、俺、死んだのか……?

口も開かない。力も入らない。


ぼんやりと視界を泳がせると、そこには白い空間が広がっていた。

まるで天国のような、現実から乖離した世界だ。


上からその空間を見下ろしていると、白と金を基調にした神聖かつ威圧的なローブを纏った男が立っていることに気づいた。

男が物静かに話し出す。


「私は、剣と魔法の世界、アル――の神です」


その男の声には全てを掌握する圧があるように感じる。

神……? やっぱり俺、死んでしまったのか。


「あなたは選ばれました。救世の勇者として――」


その声の方向に目を向けると、制服姿の小柄な少年が口を開いた。


「勇者……それって異世界転生ってことですか?」


「ああ、その通りです。あなたには、私が祝福を授けましょう」


――何か話しているが、言葉は断片的にしか聞き取れない。


神が両手を前に突き出すと、空間全体が眩い光に包まれた。


「さぁ、行きなさい。勇者よ。魔王を討ち、世界に安寧をもたらすのです――」


不気味な笑みを浮かべる神の声が最後に響き、視界は再び暗転した。


次に目を開けたとき、今度は禍々しい空間が広がっていた。

黒く、ねじれた地獄のような世界。


上から見下ろしていると、肩や背中に鋭い棘や影の翼を持った男と、制服姿の大柄で筋肉質な男が話しているのが見える。


「僕は、剣と――世界アルテリアの魔神さ」



先ほどの神とは対照的に、甲高く、快楽的で胡散臭い声だった。

大柄な男も何か話しているようだ。

だが、言葉は断片的にしか聞き取れず、まるでノイズのように響く。


「さぁ、勇者を打ち取って世界を支配するんだ――」


魔神が指を鳴らすと、空間は赤黒い光で染まった。

そして、体が落下していくような感覚に陥る。


恐る恐る目を開けると――。


目の前には、空に浮かぶ城、ケモミミを付けた獣人、空を舞う巨大な生物たち。

まるで漫画や小説の中に飛び込んだかのような、異世界の光景が広がっていた。

どうも、七彩しーると申します。

最近まで高校受験で忙しかったんですけど、もう終わったのでずっと書きたかった小説にチャレンジしました。

初めて小説を書いたのですが、難しい。

とにかく、くどくない表現を意識しました。

次回も頑張ります!


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