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主人公VSえっちしないと出られない部屋(with幼馴染)  作者:


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最後の部屋 主人公VSえっちしないと出られない部屋②


「だ、第三のえっち……!」


「……そうだ」


 私が彰人の言葉に反応をすると、彰人は深く頷きながら私の目を見つめ続けてくる。


 ふ、ふーん? そ、そう来ましたかぁ!


 べ、別にこれくらいは想定していましたけどね? 私くらいの天才になると、彰人が私を求めてえっちをしたくなる、というのはなんとなくわかっていましたとも。それをね、あれですよ、私から誘うということで譲歩してきた? みたいな感じが今まではありましたけど、なるほどね、そう来ましたか、そう来たんですね、えへ、えへへぇ……。


 まあ? 願ったりかなったりって感じだよね。


 正直、第三のえっちがどんな感じなのか一切わからなかったし、お風呂での彰人の言葉を思い返せば、きっと第三のえっちを知っているんだろうし?


 へへ、すごい、えっちってすごいなぁ。


 あれなのかな? 第一、第二とえっちをしたことで、私ともっといちゃいちゃしたくなっちゃったのかなぁ? もう我慢できないくらいにぃ?


 そ、それほどまでに私に魅力があるってこと? 女の魅力ってやつなのかなぁ!


 いやあ、でもえっちってすごいなぁ。一週間でここまで進展することができるなんて! 


 今まではどれだけ彰人の奥さんのように頑張ってきてもだめだったのに、それが一週間でここまでいちゃいちゃしたい気持ちを爆発させるなんて思わなかったなぁ!


 やっぱり友子ちゃんの言う通りというか、友子ちゃんが貸してくれた漫画のおかげ? みたいなところはあるよね! そしてそれを実際に成し遂げた私のおかげっていうところもあるというか、もう努力の天才すぎ! 私、天才だけど努力も天才すぎたんだなぁ!


「そ、それで? ど、どんなえっちをするのかなっ!」


 友子ちゃんや彰人が言うには、第三のえっちというものはお風呂以上に過激なことをするらしい。彰人の言葉についてはうろ覚えではあるけれど、事前に聞いていた友子ちゃんの言葉によれば、もうそれはすごくて気持ちがいい(嬉しすぎて気持ちというか感情が満たされる? ってことなのかな?)らしいけれど、ぶっちゃけ抽象的すぎて何にもわかんない。


 お母さんとお父さんがいちゃいちゃしているところは何度も見たことはあるし、テレビのドラマとかアニメとか漫画でもいちゃいちゃ? しているところは見たことはあるけれど、いつも出ているカップルが進展しそうなところでお父さんに目を閉じられるし、藍里に「だめッ!」って言われて手を引かれて部屋に戻されるし、友子ちゃんに漫画を貸してもらうときにも「あー、ここからは十八歳未満が見たら爆発しちゃうからダメだねぇ」なんて言われてわからないんだよねー。


 だから、期待のまなざしで彰人を見上げてみる。お風呂以上に過激なえっちというものがわからないからこそ、これからどのようないちゃいちゃが、どれだけ私と彰人がらぶらぶになれるのか、期待しまくってしまう──。




「──くちゅんっ」




 ──と、そんなタイミングでくしゃみが出ちゃった。


 タイミング、タイミングが悪いよ私! 今はそういう場合じゃないのにさ! 今から私と彰人が第三のえっちでもう恋人同然みたいなことをする予定なのに、その空気を壊すみたいにくしゃみするのやめてよ! 身体が言うことをきかないって、もしかしてこういうことなのかな!?


「……寒い?」


「う、うーん、どうだろう? 寒いわけじゃないんだけれども……」


 ま、まあ、今の私、水着だもんね。ほとんど裸に近い状態だもんね。夏だし、夏の夜だし、寒いわけじゃないけれど、それでもなんかくしゃみが出ちゃったんです。




「そう、だよな。……いや、ごめん。朱里さ、お風呂でのぼせちゃったから着替えさせようかなとも思ったんだけど、……ええと、その。……流石に、勝手に脱がせるのは、……な?」


「しょ、しょれはしょうがにゃいでしゅ……」


 


 ──私、あともう少しで彰人に裸を見られるところだったんだ!?


 で、でも彰人はやっぱり優しいなぁ。私が裸を恥ずかしがることを知っているから、そのまま水着でいさせた、ってことなんだよね。


 ふむふむ、だんだんと状況を理解できてきたような気がする。


 私は第二のえっちであるお風呂を彰人と一緒に行う、……というか、一緒に入って、それでのぼせちゃったんだ。確かに、お風呂に入っているうちにめちゃくちゃ体が熱くなってぐるぐるして、ぼうっとした感じはあったかも。


 それで彰人が気を利かせて、私を水着のまま彰人の部屋に連れてきた、と。なるほどなるほど、そういうことね! ちゃんとわかってきて安心安心──。




「──あっ、というか今更なんだけど、なんで彰人の部屋なの?」


 


 私の声に彰人は一瞬目を逸らしていく。なんか後ろめたい? みたいな気持ちがあるのかな。彰人の部屋の扉の方へと視線を向けて、それからゆっくりと私の目をまた見つめるようにした。




「──そりゃあ、この部屋が一番えっちするのにちょうどいいからな……」




 彰人は気まずそうにしながらも、確かにそう言葉を返してくる。


 え、彰人の部屋が一番えっちをするのにちょうどいいの?! わ、私の部屋じゃダメなのかな?! なんか、そういうルールみたいなやつがある感じ?! サッカーとフットサルの違いみたいな──。




 ──あっ! 私、第三のえっちがわかっちゃったかも!!




 第一のえっちがハグ(Hug)で、それで第二のえっちがお風呂(HURO)だとすると、第三のえっちは──、ええと、は、ひ、ふ、へ、ほ……、だから、えーと、その、あれだ! フットサル(HUTTOSARU)、……ではなくて、その、あれ、あれだよ、えーと──。




 ──わかった! お部屋(HEYA)でなんかするんだ! そうだ、きっとそうに違いない!




 でも、部屋のえっちってなに!? それでお風呂よりも過激なことをするってどういうこと?! というかそれなら私の部屋でやっても大丈夫じゃないかな?!


 わかんない……、わかんないよ友子ちゃん……!


 私はその場にいない友達の名前を心の中で呼びながら、お部屋で彰人といちゃいちゃできること、第三のえっちにつながることをいろいろ考えることにした。




 だ、だいたいあってる……、でもまだ足りない!!

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