08 許嫁と古竜
先に言います。駄文です。
「貴様などが古竜を倒せたなどあり得ん!! 貴様にSSSを名乗る資格は無い!!」
古竜を倒したその日に、俺様野郎から言われた事だ。
みんなで古竜討伐の祝杯をしていた所、急に割り込んで来て第一声がこれだ。いい加減にしてほしい。
「俺は称号とかはあんま興味無いんで、別に良いけど」
さらっと言った一言が、癪に触ったようで俺様野郎は怒鳴りだした。
「ふざけるな!! 貴様如きが……決闘だ!! 私が勝ったらSSSの称号を貰うぞ!!」
唾を飛ばしながら激高する。正直、鬱陶しい。よし、ここはボッコボコにして俺らに近寄れないようにしよう。
思い立ったら行動。引き受ける。
「OKだ。いいだろ。アリス?」
ニヤリと笑いながらアリスに了解をとる。
「あ、うむ。それはいいのだが……あやつは何をそんなにうるさく言っているのだ?」
話を聞いていなかったアリスは、何がなんだか、という様子だ。それを簡単に説明する。
「俺達の戦い方に問題があるんだとさ」
それは古竜と戦い始めて一週間頃だった。
「っこの!!」
剣を混沌で強化、呪ノ縛ニ陥ル者で古竜の動きを一瞬止め、斬りかかる。
古竜の鱗や肉に止められないよう、筋肉の向きに沿って斬る。
「グルォォォオ!!」
少しは古竜にもダメージが蓄積されているようで、力のない咆哮になっている。
「…………っ!!」
沙亜耶さんは無言で古竜の脚に斬りかかっていた。
グシャ。ベチャ。ザシュゥゥ。
そんな効果音とともに、古竜の片脚から尋常じゃない鮮血が舞う。
……無言なのに、やってることはグロい沙亜耶さん。
バサッバサッ
いきなり古竜は翼を羽ばたかせ、天井まで飛ぶ。
メガフレア的なものを撃つんだろうか、とか思っていると、本当に口から炎の球を放ってきた。
「うおっ!!」
俺と沙亜耶さんは慌てて避けるが、近くにいるだけでジリジリと熱い。
フレアが当たった床は、真っ黒に砕け散っていた。
一発でも喰らったら終わりだな。
さらに古竜は急降下し、回避途中の沙亜耶さんに体当たりしようとする。
沙亜耶さんは宙に浮いているので身動きができない。
「沙亜耶さん!!」
咄嗟に叫び、呪ノ縛ニ陥ル者を掴んだのを確認して、鎖をこちらに巻き戻す。
「ありがとっ」
沙亜耶さんがウインクしてくる。どこにそんな元気が残っているのだろう。
古竜は天井に戻り、さっきの二倍はあるフレアを放とうとする。
その隙に俺は呪ノ縛ニ陥ル者を古竜の頭まで伸ばし、一気に駆け上がる。
「うらぁあ!!」
古竜の頭を狙って剣を突く。
が、古竜はそれを後ろ向きに飛ぶ事によって回避する。
「チィッ!!」
同時に俺も後ろに後退、フレアをかわす。
ジャララララララッ!!
足場にした鎖が軋む。
バキッ!
鎖が衝撃に耐えきれず、砕けちった。
「ぅおぅ!!」
急に足場が崩れ、俺はバランスを崩しながら地面に落下する。
とっさに右手を突き上げ、鎖を体に巻き付ける。
「――っ。危なかった」
ホッとしたのも束の間、 こんどはこっちに古竜が突進してきた。
普段の俺なら避けれるのだが、鎖に掴まり動けない俺には直撃確定だ。
古竜の頭が直前まで迫った瞬間、右から一発の銃弾が飛んできた。
豪快な音と共に、古竜の頭に銃弾が直撃する。
不意の一撃を食らった古竜は、体を仰け反らし、銃弾が飛んできた方向を見つめる。
その先には、トラス国から帰ってきたアリスがいた。
「イクト!! 大丈夫か!?」
急いで来たのか、息がかなりあがっている。
「おう、気にするな」
鎖を伸ばし、アリスの方へ一気に飛ばす。
「アリスも手伝ってくれるのか?」
「当たり前だ。2人きりで戦うな」
アリスは無い胸を張って答える。些か適当な理由だが、一緒に戦ってくれることに損は無いだろう。
その後、国の兵士達も何十人か連れ出して、古竜を倒すことが出来たのだ。
……しかし、最初に約束した1人で古竜を討伐が守れていなかったので称号は与えないと言うのだ。
王様も了解しているのに、何を1人で騒いでるのかと言うのはおいといて、俺も正直この俺様野郎と一度手合わせしてみたかったのだ。
理由は単純、ボッコボコに倒したいからだ。
と言うことで始まった決闘は、俺様野郎が勝った場合、SSSを奴に譲る。
俺が勝った場合、アリスとの婚約を破棄すると言う。みんなの願いを形にした。
王様も了解し、明日決闘が行われるようになったのだ。
更新が一ヶ月以上遅れてすいません。
理由はもう一つ書いている小説の出来があまりにもひどいので、設定やらをいろいろと考え直していたら、一ヶ月もたっていました。
また違う小説を一から書き直すと思うので、暇ならまたいつか読んでいただけると作者は喜びます。
ってかこの作品に需要はあるのか……