エピソード2
ヒロミとサークルを作ることになった。
いわゆる、フリーペーパーサークルといって、冊子を作るサークルである。
そのなかに(自己啓発)の分野を
とりいれ、(やる気)をだすような冊子にしようと話し合った。
その結果7人ほど賛同者があつまり、サークルは無事、学内で許可がおりた。
しかし、半年に一度発行しようという目標は1冊目で打ち切りとなり、終止符を打った。
カッチャンとマチコが別れてから、マチコはヒロミの家に遊びに行くことも増え、
下宿時代よりも仲良くなり、楽しかった。
体が弱ったり、恋愛がうまくいかず、悩んだときはヒロミはマチコに生姜湯をくれたり、看病してもらったこともあった。
補足すると、
下宿は1年目で出てから、2年目はマチコもヒロミも一人暮らしのアパート生活が始まり、その時代は楽しかった。
お互いの家に行ったり来たり、インテリアや小物にも力を入れたり、お互いの部屋に行くことは楽しく、過去の悪い事も忘れた。
しかし、ルームシェアを試みた大学3年目で、怖いことがたくさん起こるようになり、マチコはその街を離れてしまったのは、ヒロミの正義感であったように思う。