『慶祚、暗夜に法華経を速記すること』速記談3031
慶祚阿闍梨が、速記の練習をなさっているとき、手ならしに法華経の文句をお書きになっていると、夜も更けて暗闇になってしまっていたのだが、原文帳に書かれた速記文字の法華経の文句が光を放って明るくなり、暗闇の中であれば見えなかったはずの速記文字が見えるようになっただけでなく、速記の神髄が見えるようになったという。
教訓:暗闇が明るくなったのは、慶祚阿闍梨が文字をお書きになったからなのか、書いたのが法華経だったからなのか、そもそも速記を書いていたからなのか、それらの複合的なものなのか。