チートなスキル。
こっちに持って来ました!
眠い、あぁ眠い。
俺こと|神上速兎«かみじょうはやと»は、クラスの席から窓の外を
見ながらそんなことを考えていた。あぁちなみに俺は、男子中学生だ。
俺のクラスは今、みんな帰る支度しているところだ。見ると、
女子達が、きゃっきゃっしながら支度をしている。学級委員長の|九条
桜«くじょうさくら»も(まあ俺は委員長さんと呼んでいるが)、彼女達
に交じって話している。と、まあ少し五月蝿いわな。
そんなことをいつも通り考えていたら、クラスが何か光り始めた。
(ナニコレ、凄く眩しいんだけど。)
委員長さんも、
「きゃああ、眩しい!! 何よこれ!」
て、騒いでいる。だんだん光も強くなってきている。何だよ…コレ、
だんだん……眩し……く…。
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ん?何か眩しかったのが、消えたんだが?て言うかさっきまで学校に
いたはずなんだが、……この白い部屋は、何だろうか。そして、どう
して俺の前で白い老人が、DOGEZAをしているのだろう?そういえば、
みんなは、……あっ、後ろで倒れてた。
「爺さん何してんの?あとあんた誰?そして、ここドコ?」
『儂が失敗してお主らを、異世界転移させてしまったことを謝って
いるのじゃ。あと、儂は‘ゼノウス’まぁ神じゃ。そしてここはお主らに
異世界転移させてしまったことを謝るために創った部屋じゃ。』
白い老人がDOGEZAを止めて言ってきた。
(とういうことは、異世界に転移させられるの?戻すことはできない
のか?)
『残念ながら、一度異世界転移させると還せないのじゃ。』
なんか、心を読まれた。けどまぁ神だそうだしそれぐらいできそうだ。
「それ本当なの?」
委員長さんが、そんなことを言ってきていた。て言うか、いつから
気づいていたの?あっ、この老人と会話始めたときからなんだ。
『本当じゃ。そのお詫びに、お主らに|固有スキル«ユニークスキル»
を2つ好きなのとお主らに合ったノーマルスキルと加護をやろう。』
““““マジか!””””
みんな起きていたのか。どうしようかな?
『ちなみに、向こうの世界は俗に言う剣と魔法の世界じゃ。あと、
<ステータス>と唱えるか、念じると自分の能力が見えるようになる
はずじゃ。』
じゃあ、<ステータス>。
固有名;ハヤト·カミジョウ
種族;人族
年齢;15
レベル;1 (経験値;0/2)
ジョブ;無し
HP;25/25
MP;28/28
STR(筋力);13
DEF(防御力);15
VIT(生命力);25
DEX(器用さ);10
AGI(敏捷性);12
MND(精神力);14
INT(知力);17
LUK(幸運);9
【スキル】;無し
俺のステータスってどれくらいなんだろう。
『お主はふつうより少しステータスの数値は高いぞ。』
へ~ぇ、マジか。それより、固有スキルを考えないと。そうだ!
「爺さん、固有スキルは<解析者>と<構築者>で頼む。」
『その2つで良いのじゃな?ならば、その2つをお主に授けよう。』
「ありがとな、爺さん。」
『ノーマルスキルと、固有スキルの能力は向こうの世界で確認すると良い。』
みんなも、決め終わったみたいだ。向こうの世界が、どんなところか、ワクワク
するぜぇ!!
『それでは、お主らを向こうの世界に送るぞ。できるだけ、生き残ることを
願っておる。それでは、"サラバ"じゃ。』
だんだん、意識が………消えて…いく……。
て言うか、……何処に俺ら送ら…れ……るの………?