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もふもふ堂のもふ子さん

作者: 猫乃つづり

ここは、とある西洋の町並み、昔ながらの建物を大切にした、石畳のほんわかとした町である。


その町の名前はホンワカと呼ばれている。


その世界は、魔物も出たりすることはあるけれど外は賢者さんが発明したとされる、『聖なる障壁(セイクリッドウォール)』で守られている。

その賢者さんは中二病という異世界語という言葉の通り、発症していて、そのような名前をつけたという説があるが、真相は分からず。


さて、ホンワカという町に暮らす彼女の名前はシュガー・ソングはもふもふ堂の店主で店を構えていた。


「もふ子さん、もふ子さん、今日もモフモフさせてもらえないかな」

「モフモフ代は払ってくださいよ」


ニヤニヤ顔で待っているのは、冒険者のビター・ステップ、ここ、ホンワカを拠点にしており、もふもふ堂の常連だ。


「はい、いつもの太郎くん、つれてきましたよ」

「わぁーい、我が愛しの太郎くーん!」


シュガーが連れてきたのは、モフモフの毛玉が魅力的なラピット種モコモコ科のラビスラである。


「いやぁ、もふ子さんはすごいよなぁモコモコしているモンスターを手なずける天才だし」

「いや、そんなことないですよ」

「そんな謙遜せずとも、僕は羨ましいなぁって嫉妬しちゃうレベルだからあー、僕もビーストテイマーになろうかなぁ、だけど、なろうで、なれるわけないんだよなぁ~」

「人間、ないものをどうしてもねだっちゃいますもんね」


シュガーは頷く。彼女の冒険職はビーストテイマーであるが、その世界では可愛いモンスターは見た目に反して懐きにくく、それを手なずける彼女を冒険者界隈ではアイドル的な存在であった。


「でも、どうして、冒険者辞めたの、強くて可愛いモンスターとともに伝説を築こうとかって」

「それは、ちょっと苦手で、でも、代わりに好きなものが見つかったんです」

「それがモフモフ堂って訳か、まぁ人それぞれだし、何より、僕もここでのんびり過ごせて幸せだしね」


ビターは太郎くんの毛をモフモフし終えると満足そうに帰っていった。


「さて、今日も一日終わったし、テイムの練習しにいこうかな」


シュガーは、外に出て、テイム用の武器と、テイム効果のある装備を持ってホンワカの外に出る。ホンワカの町の外は可愛い魔物がいっぱいで、まして、まだ未発見の可愛い魔物もいるとされている。今は、もう冒険者じゃない店主だけど


「さて、探しにいきますか!極上のモフモフを求めて!」


彼女の目は輝いていた。

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