雨上がりの虹のようにきれいだよ〜楠木翡翠(黒川瑠璃)さんへの誕生日ギフト小説〜(200文字小説)
8月13日、誕生日だった楠木翡翠さんへの誕生日ギフト小説です。
窓の外を眺めて瑠璃は恨めしそうに声をあげた。
天気予報では晴れると言っていた。なのに、朝から雨。
落胆しているとメールの着信。
『今日、会えるのを楽しみにしているよ』
日下部からだった。
『でも、雨が…』
『大丈夫! じきにやむから』
日下部の言う通り夕方には雨がやんだ。瑠璃が外へ出ると、きれいな虹が架かっていた。
「きれいだね」
不意に声を掛けられた。日下部だった。
「本当にきれいな虹〜」
「まるで瑠璃さんのようだね」
ちょっと遅くなりましたが、誕生日おめでとうございます!