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世界最優秀民族が異世界にやってきました  作者: mk-3
第二部 伝説の生放送
29/37

選択肢 1

 キムは勝利を確信していた。

 知恵の泉を手に入れてゲートを操れるようにさえなればいいのだ。

 手元に残った忠誠心の強い兵だけを連れて過去の世界に行く。

 そうすれば世界は大韓帝国……いや世界最優秀民族に跪くだろう。

 日本人を奴隷化し、アメリカ人を皆殺しにして、中国を焼き尽くす。

 石油を独り占めにし、ありとあらゆる特許や発見を独り占めにしする。

 そして世界最優秀のDNAで世界を埋め尽くし人類を進化させるのだ。

 世界中は幸福に包まれ、ありとあらゆる賛辞は韓人のものになるだろう。

 このキムの銅像は世界中に建立される。

 慰安婦ではない。このキムの銅像が世界中に建立されるのだ。

 猿ぐつわをし黙らせた大統領に拳銃を突きつけながらキムは日本語で言った。

 まるで王者になったかのような尊大な風格を漂わせて。


「鈴木君、ここに来るまでに水爆を見たかね?」


 そんなものは見ていない。


「見ていない」


「だろうな。どうやらあれは召喚された同胞が置いていった物だけが見えるようだ」


「だからどうした?」


「気がつかなかったのか……?」


「見たことのないものがあっただろう?」


「ああ……あったよ」


「あれは未来の兵器だ」


 確かに見たことのない飛行機を見た。

 あれはもしかすると未来の物かもしれない。


「未来の兵器で戦争を続けようと言うのか! そんなことできるはずがない!」


「ああそうだ! どんなに高性能な武器があろうとも日本を敵に回すのは世界を敵に回すのと同じだ。国際市場が黙ってるはずがない!」


「じゃあなぜこんな無意味な戦争を始めたんだ!」


「お前も見ただろう! 未来の兵器を!」


「だからどうした!」


「……朝鮮には水爆しかない」


「なんの話だ?」


「何百年かかるかわからないが北朝鮮は水爆を作る。それは約束された未来だ。だが百年後には陳腐化された兵器だ。本体に書いてあったよ。『朝鮮半島は消滅した。未来を変えろ。チョッパリを皆殺しにしろ』ってな……」


「なぜお前らは日本を滅ぼそうとする? それが原因で滅ぶんだよ!」


 だが道彦の言葉はキムには、韓国人には届かない。


「黙れ。俺は未来を変える。さあ! 鈴木道彦。知恵の泉に手をかざせ!」


 道彦は言われるままに泉に手をかざした。

 次の瞬間、泉が光り輝いた。


「あははははは! 韓民族の世界が来るぞ!」


 キムが引きつった笑い声を上げ、大統領を突き飛ばした。

 キムも泉に手をかざす。


「世界最優秀民族万歳!!!」


 勝ち誇った豚の脳裏に世界を形作る情報が流れこんでくる。


「あははははは! わ、私は神になる!」


 素晴らしかった。

 カンニングで100点を取ったときよりも興奮した。

 はじめて覚醒剤を使ったときの何倍もだ。

 女を殴るときよりも、ライバルを自殺に追い込んだときよりも、原始人狩りをする兵士たちをニヤニヤしながら見るよりことも楽しかった。

 興奮するキムの脳裏にゲートの制御法がダウンロードされる。

 やはり、やはり、過去に戻ることができる。

 起動キーは……勇者!

 キムは道彦の襟をつかんだ。

 そして拳を振り下ろす。

 キムとて素人ではないという自負があった。。

 カルチャーセンターで特攻武術(韓国の軍隊格闘術)を習ったことがあるのだ。※


 (※http://matome.naver.jp/odai/2143145193077152101)


 投げ飛ばして人質にしてしまえばいい。

 だがそれは甘かった。

 道彦はすでに戦場での考え方が身についていた。

 キムが拳銃で道彦を殴るのと同時だった。

 キムの腕に力が入らなくなった。

 激しい痛みがキムを襲う。

 当初小さかった痛みは耐えがたく大きな痛みとなっていた。

 それはナイフだった。

 道彦がキムの脇腹にナイフを突き刺したのだ。

 ナイフが抜けた。

 道彦は感情をこめず何度も突き刺した。

 キムも負けじと拳銃で道彦を撃とうとする。

 今度は肩に何かが突き刺さる。

 ナイフだった。

 キムはカメラマンをしていたエレインを見た。

 ナイフを投げたのはあの女だ!

 ナイフを投げた女はキムを撮影していた。


「な、なぜだ……なぜ世界最優秀民族が敗北しなければならない……」


 世迷い言を言いながらキムは崩れ落ちた。

 口の中を切った道彦は口内の血を床に吐き出す。

 歯は無事だった。

 そして道彦は血まみれになったナイフを捨て拳銃を抜いた。

 そして倒れたキムに銃口を向けつつナイフを刺した方の傷口を蹴っ飛ばした。

 キムがうめき声を上げる。


「うつぶせになって手を頭の後ろで組め」


 キムは泣きながら道彦の言うとおりにした。

 道彦の銃口はまだキムの後頭部を捉えていた。


「勇者様!」


「こいつだけは許せない!」


 この男の狂った計画のせいで道彦は数多の死を見た。

 一緒にいたのは数日だけだがすでに道彦は村人の方に肩入れしていた。

 道彦の心は憎しみでいっぱいだった。

 殺す。

 殺してやる!


「エレイン、撮影続行!」


 道彦は叫んだ。

 カメラの前でこの野郎を処刑してやる!


「ま、待て! そいつは国で裁判にかける! カメラの前で殺すな! 私でも君をかばうことができなくなる!」


 大統領が韓国語で叫んだが道彦の耳には届かなかった。

 道彦は葛藤していた。

 韓国軍がキム一派を倒すことでキムたち犯罪者の暴走で片付けられる。

 だがキムが無罪になる可能性だってある。

 韓国の法廷は信用できない。

 門がある限りまた韓国人は異世界へ侵略を開始するかもしれない。

 だがここで始末してしまえば全ては解決だ。

 こいつさえカメラの前で処刑してしまえば恐怖を植え込むことになる。

 だが自分は?

 いや違う、勇者秩父の言葉だ。そう、自己犠牲だ。

 自分を犠牲にして異世界を救うのだ!



選択肢


 キムを


  殺す

  殺さない

有田先生の方が南京の犠牲者は人口20万人だけど近くには160万人いたから30万人という発言をしました。

もうさ、やめようよ。

日本人に対するヘイトスピーチは。

そういうことばかり言ってるから風当たりが強くなるんですって。

ないことは「ない」。

日中戦争3500万人死亡説とかそんなに殺せるほど物資を持っていたらアメリカと戦争になってなかったっての。

数字を盛るから信じられないんですよ。


感想コーナー


>感想欄の荒れっぷり


まとめますね。


藤ゴンに反対されたのにmk-3をわざと使う

存在がバレたので藤ゴンあきらめてここのURLを割烹で白状

日間ランキング掲載

殺害予告 & 罵声 & メッセージで追撃 & 律儀に1:1入れてくれる

私が面白半分に来たメッセージの一つを晒す

日間22位、反対派なぜか藤ゴンの方に突撃 → 藤ゴン入院決定

まとめサイトとか2chで話題にして頂く。

反対派、急に黙る。お気に入り1000件突破。

運営が悪質な書き込みを消す、藤ゴンの新作に殺害予告、運営による削除

完結が見えてきたし勢いも落ちたので平和 ← 今ここ


という流れなので感想は荒れたまま放置してます。

ちなみに当方の個人的主張は特定民族を追い出せとかではなく、


(マスコミ、左翼含めて)少しは日本人を思いやれ


ですので。

日本人やアメリカ、ロシア含むヨーロッパはどれだけ悪く書いてもいいのに韓国や中国はダメっていう基準がそもそもおかしいって気づいてください。

それはただの人種差別ですからね。

ちなみにテコンダー朴などの素晴らしい作品と比べてユーモアが足りないのはただ単に私の力量不足です。


次回、共通ルート & バッドエンド

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