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世界最優秀民族が異世界にやってきました  作者: mk-3
第一部 世界最優秀民族が異世界にやってきました
20/37

暗黒の時代

 公共放送や民放各局に同時にインターネット主催のデモが行われた。

 「鈴木道彦を助けてください!」

 それは理の通った非常に大人しいデモだった。

 テレビ赤日はそれを中継していた。

 だが韓国様のために存在する企業である。

 まともな放送はしなかった。


「見てください! 極右団体がヘイトスピーチをしています!」


 アナウンサーが言った。

 吐き気がするほどの邪悪。

 それが赤日を表す言葉だった。

 だが赤日は自分たちが正しいと自信を持っていた。

 自分たちは常にリベラルで平和的。

 そう自信を持っていた。

 そこに間の抜けたHIP-HOPが流れる。


「道彦を殺せー!!!」


 入れ墨を入れた男たちと女性大学教授が道彦を殺せとシャウトした。

 「日本人を殺し隊」によるデモへのカウンターである。


「ヘイト豚どもを殺せ! 殺せ! 殺せー!!! 日本人を皆殺しだー!!!」


 大学教授は中指を立てながら金切り声を上げる。

 日本国内ではマジョリティである日本人へ向けて『日本人は誰でも殺せ』と言うのはヘイトスピーチにはあたらない。

 とある有名弁護士の言葉である。※


 (※http://togetter.com/li/905919)


 マジョリティにはなにしてもいいという意味だろう。

 彼らは好き放題に日本人にヘイトをぶつける。

 なぜなら彼らは絶対的に正しいマイノリティであり、強制連行の被害者だ。※


 (※大半、自由意思で居住。外務省、在日朝鮮人で発表。戦時徴用は245人 1959年7月13日 朝日新聞)

 (※http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/23.html)


 つまり全ての在日コリアンは245人の子孫なのだ。

 245人から70年で60万人に増えたのだ。

 もし本当だったら人類とは別の単性生殖か細胞分裂で増える生命体であるということになるのだが、彼らの出す数字は常に間違っているので気にしたら負けだ。

 つまり彼らはこう言いたいのだ。

 「韓人には日本人を皆殺しにする権利がある」と。


「日本人を殺せー!!!」


 カウンターたちの興奮が最高潮に達した。

 勝手に興奮して勝手にヒートアップして怒り狂っている。

 通行人が汚物を見るような視線を送っていた。

 そしてその時だった。

 それは外国製の乗用車だった。

 スピードを上げ外に向けたスピーカーから間抜けなヒップホップが大音量で流れる。


 それが猛スピードでデモの列に突っ込んだ。

 ブレーキなど一切かけないで人の群れに突っ込んだのだ。

 悲鳴が上がり、人々は一斉に逃げ出した。

 人混みの中で子どもの声が聞こえた。

 ベビーカーの横に母親が倒れていた。

 そして自動車からゆらりと人影が出てきた。

 それは釘バットを持った男だった。

 上下ともだらしのないスウェットに身を包み、目はとろんと濁り、うわごとのように「殺す」とつぶやいていた。


「動くな!」


 警備をしていた警官が拳銃を構え、近くの商店の店主が店から出てきて救助をしようと駆け寄る。

 道彦の救出を訴えていたデモ隊も子どもを助けようと男を取り囲んだ。

 それは日本人の善意が表れた瞬間だった。

 興奮した男が倒れている母親に釘バットを振り上げ襲いかかった。


「死ねレイシスト!」


 がつんという重い音が響き女性の体がびくりと震えた。


「レイシストの遺伝子を処分してやる!」


 男はベビーカーへ目がけて釘バットを振り上げる。

 誰もが子どもが死んだと思った瞬間、よだれを垂らしながら興奮する男に警官が発砲した。

 威嚇射撃ではなかった。


「痛え! いてえよおおおお!」


 背中から撃たれた男が悲鳴を上げた。

 男が死んでいなかった。

 洗剤をかけられたゴキブリのようにヨタヨタと這い回り警官は男を拘束する。

 やはり撃たれた状態で兵士を殺した道彦の気力は常人を超えている。


「警官が発砲したぞ!!!」


 赤日の記者が叫んだ。


「権力の横暴だ!!!」


 それは心の底から嬉しそうな声だった。

 記者たちは救急車も呼ばず倒れた母親と警官の写真を撮影する。


「なんだこのネトウヨまだ死んでねえよ」


 記者が地面につばを吐いた。


「てめえざっけんな!」


 記者の暴挙に激怒したデモ隊の一人が襲いかかる。

 たくさんの警官が駆けつけデモ隊を抑える。


「落ち着け!」


「でもあの野郎が! あの野郎があの人に酷いことを!」


 それでも警官たちは職務に忠実だった。

 デモ隊を抑えカウンターを守る。


「殺せ! 殺せ! 殺せ! 殺せ! 殺せ!」


 ところがカウンターは血を見て興奮した。

 入れ墨を見せつけ、殺せコールを叫ぶ。

 興奮は最高潮に達する。

 怒鳴るだけでは我慢できなくいなった一人が警官隊に襲いかかった。

 警官は慌てて持っていた警棒で男を殴る。

 警官は防刃ベストの隙間からナイフで刺されていて、血がぽたぽたとしたたり落ちていた。


「暴力だー!!!」


 赤日の記者が喜びの悲鳴を上げた。

 警官がナイフで刺されたことなど気にしないし取り上げない。

 一方的な言論の暴力。

 それがマスゴミなのだ。


「芥川政権の横暴だー!!!」


 喜びすぎて過呼吸気味になりながら記者は叫んだ。

 その喜ぶ顔は全世界に報道されることになるがそんなのは気にしない。

 メディアスクラムで外の情報など一切国内には入れないのだ。

 仲間を怪我させられた警官隊が怒鳴る。


「逮捕だー!!!」


 警棒と盾を手に「日本人を殺し隊」のメンバーに手錠をかけていく。

 盾で顔を殴られた男が倒れ、別の男がゲバ棒で盾を殴る。

 赤日はそれをニヤニヤ笑いながら撮影した。


「見てください! 警官がヘイトデモへの抗議者を逮捕していきます! なんという横暴でしょうか!!! これは明らかな差別です!!!」


 狂ったことを叫ぶ赤日の声を聞いて「日本人を殺し隊」のメンバーが興奮して叫ぶ。


「ヘイト豚を殺しても大阪市と赤日が守ってくれる! 日本人を殺せ!!!」※


(※http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000309374.html)


 彼らは今まで何人もが暴力行為で逮捕されてきた。

 だが行政や赤日を代表するマスコミはなぜか彼らを擁護してきた。

 すでに行政やマスコミは賭博に麻薬、売春を取り仕切る彼らの手下だったのだ。

 そして数日後、大阪市はなぜか殺害された被害者の名前を差別主義者として公表した。

 この日、日本国の表現の自由は死んだ。

 暗黒の時代の足音はすぐそこまで聞こえてきていた。

リンク修正しました。

NHKのスキャンダルなのに消すのはやすぎです。

前半戦終了部分まで予約投稿しました。

あとは後半戦を書けば終わりです。

プロットは7割完成してます。

エンディング部分のプロットは全部できました。


後半部分は道彦の救出がメインになります。

あとは北朝鮮を動かすか、いっそSFにしてしまうかが問題です。


感想のご返信コーナー!


>なんで回線切られないの?


書くの忘れて慌てて第一部の最後の方に書きま……じゃなくて計画的に最終話に入れました。

書くの忘れたわけじゃないですよ!

書くの忘れたわけじゃないですよ!

違いますからね!

いいですか! 書くの忘れたわけじゃありませんからね!

書いた気になってて指摘されて焦ったわけじゃありませんからね。

……22話にこっそり入れました。


>北朝鮮どうなるの?


ユナイテッドコリア(UNKO)ネタを出したかったんですけど無理かも。

後半は爆撃と核出したいんですよねえ。

あとダイオキシンも。

本当はミャンマー、北朝鮮、中国の麻薬取引で日本がどんだけ被害に遭ってるかとか書きたいことがたくさんあったんですが今ネタを絞ってます。

あと北朝鮮の粛正ネタとか。粛正された幹部の結構な数が覚醒剤取引が原因みたいですね。

どこまで書けるかなあ。


>国連


後半部分にPKFの停戦監視団が出る予定なんですが書き切れるかが問題です……技量的に。


>戦車とかの大活躍


後半に書けたら……書きたいと思います。

あの異常なまでに陸軍に偏った戦いが書きたい。

でも資料が足りない!

さらに作者の力量が足らない!

薄くあっさりになるかもしれません。


>中国韓国の人たち


前の掲示板は台湾のだったようです。

本人出現したのに孤児院の話題で持ちきりで華麗にスルーされました。

孤児院凄え……ああいうのを書くコツを誰か教えてください。


>韓国人の麻薬での逮捕報道


調べたのですがRUSHって持続時間が十秒から数十秒なのに失明の危険ありだそうで……

なにこの誰得薬物。

日本国内のジャンキーは不思議なことにハイリスクローリターンを好むようです。


追記


2016/3/11 17:48に運営からメッセージを頂きました。

2016年 03月 09日 05時 51分

2016年 03月 09日 06時 08分

2016年 03月 09日 06時 09分

の感想が規約違反で削除されたそうです。

面白かったのに……


今回はこちらにはペナルティはないそうですがこの作品も削除のカウントダウンを迎えているかもしれません……

今ごろ運営には凄い数の苦情が来ていることでしょう。

終わりまではいけると思ったんですけどねえ……

そこでご提案があるんですが……ここのが削除されたら作者名mk-3(もしくはmk3)を入れてさえ頂ければ頒布自由ってのはどうでしょう?

消したら増える小説ーってのはどうでしょう?

P2Pでもブログでもなんでもありで。


さらに追記


今度こそリンクを修正いたしました。

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