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実録・バブルの黙示録  作者: 西園寺金持
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地面師・詐欺師も暗躍

過当競争の中、融資条件もどんどん緩和され第三者担保提供でも億の金が出るようになると詐欺やペテン事件も多数発生した。特に市街化区域の広大な農地を所有する農家は絶好の標的となった。先祖代々の土地を耕し、華美な振る舞いはせず質素で堅実な生活が農家モラルで、子息の冠婚等、緊急かつ必要時にしか土地の売却はしないが通例であった。首都圏30㌔圏も畑・田んぼの素地でも坪単価50万ザラで一反分(300坪)で1億5千万の評価ちなる。埼玉の和光に寝たきり親父と軽い痴呆に息子の二人暮らしの農家があり、畑一丁歩=3000坪を耕作していた。この農地は東京外環高速道の計画にずっぽり入っていた。当時はは未だ計画決定の段階で、買収交渉は受けていなかったが、事業決定も時間の問題であった。担保価値は単純計算でも15億の評価である。池袋を根城とするWと名乗る詐欺師がこの親子を取り込んだ。息子に飲ます・食わす・抱かすの遊興接待の攻勢を掛け、親父名義の土地を現物出資で会社を設立、息子を代表取締役に据えていた。これで親父の承認無しに、自由に融資担保に供する事が可能、与信は10億以上・・実に巧妙な手口である。Wの計画は買収されるまでの2-3年期間、3億程度を借入し、会社と個人の運転資金や遊興に充て、返済は道路公団の買収と実に安直、安楽な計画を立てていた。目先の効く街金や筋者なら速攻対応で収益性高い、好案件・物件である。しかし、当時のJ流通社は清廉な銀行系審査で所有権者の意思確認が出来ない物や後日、刑事訴訟が予想される案件は取り扱わなかった。仕掛けたW氏を呼び出し、刑事告発をちらつかせて厳重注意、不承諾を通知した。後日、数十万の口止料を持参し、事件の黙殺を懇願された。ともに担当したS川係長と相談、その日の飲み代に消えた。

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