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【なぎは明璃 詩集 Sky】

通り雨の降る町に

作者: なぎは明璃

悲しみも 苦しみも

この空の水色に

溶けてしまえばいいのにな


通り雨の降る町に

一輪の花が咲いた

僕はそれを見つめてから

(まぶた)を閉じてみるの


世界はとても広くて

僕はとても怖くて

でも

悲しみも苦しみも全て無くなったら

喜びの価値がわからないから


晴れた日の空の下

太陽が眩しくて手を(かざ)した

雨が無ければ晴れの日も 決して

喜びを味わえないから


ブルーな気持ちを乗り越して

青い空に架かる虹のように

七色のみの美しさに

涙を流してしまうように


通り過ぎたこの町に

悲しみの花が咲いた

けど 僕は歌うよ

全てを乗り越えて いくんだ


雨の日の空の下

雫が輝いて目を(ぬぐ)った

君がいなければこの世も 決して

楽しい気がしない けど


僕は歩くんだ

あの雲のように

名前も知らない

いつ消えるかもわからない

晴天の雲のように


僕は歌うんだ

あの花のように

名前も知らない

いつ枯れるかもわからない

美しい小さな花のように


たまに

地球の美しさに涙を流すかもしれないけど




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