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【詩集】果てしない扉  作者: につき
過ぎるままに
96/100

見つめ合う背中

15.3.10 推敲(3、7、16、17連。大意変わらないはず……)

何処までも続く海岸線

打ち寄せる波の群れ


ユキヒョウの鋭い眼差し

鼻先から尻尾の先までの

優美な曲線


遠く西の果てからやってきた

音を運ぶ風


どうしたって隠せない

憧れに満ちた息づかい


見上げればあの日が還る

透き通る日差し


我らは無限から始まり

世界に恋をしている




純粋な瞳で見つめている

地球に吹き付ける宇宙風


飽くことなく巡り続ける

ずっと満ちている月


寄るものを許さない

燃え盛る太陽の情熱


輝く星々の影に佇む

照らされる惑星


暗黒の美しく広がり

ほんのひとつまみの銀河


世界は我らが思うより

宇宙に恋をしている




我らの中にも宇宙があって

世界は宇宙に包まれている


吐息に満ちた世界の内で

もっと知らない宙を見ている


我らの涙と慄きは

無限の果てからやってくる


果てしない輝きの海で

声の無い憧れが泳ぐ


遠い遠い昨日と明日の

忘れられない永遠の背中に


我らと世界の集合である

宇宙は無限に恋をしている

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