表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【詩集】果てしない扉  作者: につき
過ぎるままに
89/100

祈り

生まれたての歌を

謳う喜び


足もとに広がる草原

遥かに青い山並み


湧き上がる音楽は

生きている素直


町並みは石の冷たさでも

建築の情熱は噴水を吹き上げる


階段を登るように

一段ずつ高まっていく


届くのだろう

きっと

あの青と金は幻想ではない


葬列は煌びやかに装う

続くカラスの群れは

死を許している


凍りついていた雫は

天と地の間で

記憶を思い出す


永遠の循環に

静かに

ときに荒々しく

蘇る


水の音楽は

一つとして同じものはなく

いつも生まれたてだ


抑えられないこと

震える指先で指した

屑星から

かそけき光が届いている

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ