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【詩集】果てしない扉  作者: につき
過ぎるままに
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世界は更新されていく

蕾がほころぶのは

少女の大人の眼差し


小鳥と犬のなかよしは

見る者に詩情を


わたしたちの足元に

緑に満ちた世界があるなら


見下ろすのは怖くて

見上げる空は近い


吹き上げる涼風は

鳥たちのこころを持ち出して


詩を思えば

何処までもいける


見えないけれど

いつも輝いている星雲の影に


光も届かぬ深海の

大王烏賊の女王の城に


冒険家しかたどり着けない

遥かなる雪と岩の稜線に


隙間の空白に

言葉を尽くせない


尽きないあなたと

わたしの隙間の距離


繋ぐのは信号だって

こんなにびりびりと

世界を感じる


いつもいつも

それぞれな

胸の中の景色に


遠く姿も見えないのに

感じる共感と

叙情


こんなに小さな

あるいは広すぎる

世界を


今も絶えず

発信し続けているから


それがリアルな

一瞬の過去になっていって


世界は次々に

ばらばらに

それでも

全て

更新されていく

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