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【詩集】果てしない扉  作者: につき
穏やかな残酷
86/100

15.3.1 推敲(が→は など)

消えない思いはあるけれど

自分を

傷つけたりはしないのです


諦められない願いはあるけれど

諦めて

俯いたりはしないのです


季節は顎を上げて

華やかさがとまりません


梅の古木は残らず切られ

花の里をなくしても


たんぽぽの根は全て掘りつくされて

野原の黄色をなくしても


春の行進は

どうしたってとまらないのです


やわらかなかぜのなかに種はあって

やわらかなあめのしたに花は咲く


無責任な希望です

残酷な季節です


それでもなんでも

とまらないのです


厳しさは残っているけれど

誰かを

傷つけたりはしないのです


暴れる思いはまだあるけれど

無念に

唇を噛みはしないのです


わたしの中に種はあり

季節の雨で芽吹いています


やわらかなあたたかさを

ほっとして迎えています


やわらかな花を

はずむ気持ちで眺めています


季節のからだに沁みてくる

ことをとめられないのです


厳しかった頬は

しらずにゆるんでいます


やれなかったことも

やってみたく思っています


もう

変わりはじめていて

とまらないのです


それを受け入れる

こころの準備もなく


この季節は

ある日から

突然にはじまっているのです

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