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【詩集】果てしない扉  作者: につき
深緋 (こきひ)の裏側
72/100

「定型(椎名林檎について)」「蝙蝠のこころ」

「定型(椎名林檎について)」


己だけの定型を探して

見つけたら「歌詞」を流し込んで

「風俗」に成り下がっても構わずに

表現者としての歌を

彼女は続けている


きっちりぴったりとでもなく

余韻と余裕と余白の美を

押さえながらも

作品としての完成度を

求めている


しかしながら

「歌詞」の意味を疑問視しているから

もっと総合的な「音」として

叩きこもうとしている


潮流なのかも知れない

それでも一つの形を作り出している




「蝙蝠のこころ」


華やかで明るくてうるさくない

曲は目覚めた朝に希望をくれる


そろそろ雀も鳴くころ

昼には雲雀も飛んでいる


こころを少し持ち上げて

冷えきらない風にあてて


蝙蝠の眠りの浅いうちに

夜は寝るものって

決めてしまいましょう




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