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【詩集】果てしない扉  作者: につき
琥珀の横顔
58/100

賞賛を求めるこころ

同じ大きさの

同じ重さの

揃っているミツバチたちは

よく働いて 頑張って

褒められることはない


一人きりの

たった一匹の

ユニークな女王バチは

ひたすらに卵を産み 産み

守られはするが 褒められはしない


賞賛を求めるこころが

ころころと自転車道を転がっていき

ぼちゃんと小さな小さな ため池に落ちた


ため池の蛙が 落ちたこころを一口舐めて

溜息をついた


はあーぁ

俺も……だったらなあ


ため池の鮒も 一口ぱくと食べて

溜息をついた


はあーぁ

わたしも……だったらなあ


なんだかため池の水が濁ってしまって

少し棲み辛くなってしまった

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