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【詩集】果てしない扉  作者: につき
琥珀の横顔
48/100

仄青い息

今日抵抗を感じた

普通に生きることへの幻想への

妄執に


彼の生き方の理想と

わたしの知る生きる現実を隔てる

深い峡谷の底には

呪いの川が流れている


この胸を掻き毟る滅びの血を

一口でも飲むならば

もう引き返せない穴倉の奥へと

誘い込まれてしまうだろう


暗闇になれた種族である

われわれと違うから

どうなるか分からない


それでも

それが本当の生きる真実であって


光の当たる野原なんて

鳥にくれてやればいいものだ


夜の中でだけ感じる息は

ぼうっと仄青くて


死者の指先のように色がなく

生きものでない騒めきに満ちている


このひと触りは

心臓を止めかねないが


止まった心臓なら

また動き出すかもしれない




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